ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

民度の低い輩は何処にでもいる。

私が中学生の時、大切に持っていたお守りを学校で失くしてしまった。

それは自分で作った物で、いつも肌身離さず持っていたのだが、たまたま何かのきっかけで失くなってしまったのだ。

探しまくったが、何処にも見当たらず。

放課後も残って探したが、結局見つからなかった。

一緒になって探してくれた先生は、落ち込んだ私を見て心配してくれたのだろう、家に電話を入れていた。

 

実はそのお守りは、当時割と仲が良かったクラスメートの1人がからかい半分で盗んでいて、翌日にはそれを返された。

そのクラスメートとは10年以上経って、また再会する。

彼女はネズミ講にハマっていて、当時、同じようにやる相手を探しており、私に電話をかけてきた。

何も知らない私は、彼女が待つ喫茶店に赴き、彼女と同席した先輩?のような人の話を延々聞かされた。

結局、私は断ったが、あとで彼女の口から私を選んだ理由を聞かされた。

「以前、自分の親友を誘った時に断られて、とてもショックだった。だから今度は断られても、自分がショックを受けない相手を選んだ」

 

その話を母と妹に話すと、烈火の如く怒ってくれた。

許せない と。

当時は妹と折り合いが良くなかった私だったが、彼女が元クラスメートをこんな風に怒ってくれて、驚いたし嬉しかった。

そして自分を大切に想ってくれる人がいる事に感謝した。

 

どうしてこんな話を思い出してしまったのかというと、今日、倅のアルミ製の15cmの定規が学校で失くなってしまい、それがもしかしたら、倅の不注意ではなくて誰かから盗まれたかもしれないと言われたからだ。

 

何処を探してもなくて、仲が良い子達が、状況証拠から、以前、倅を苛めていた男子が盗んだかもしれないと言ったという。

決定的な証拠がないのだから、決めつけるのは良くないので、これに関しては、倅を慰め、また新しいのを買ってあげるよと話した。

そして学校には、明日の朝、一緒に登校して、どうやら昨日の図工の時間に失くなってしまったようだ。もし見つけたら教えて欲しいとだけ言うと話した。

 

この、窃盗疑惑に関しては、娘の学校でも割と頻繁にあった。

娘の物品も盗まれた。

翌日、先生に話したが、結局は見付からないで終わった。

他にも娘の親友は、サイン帳を渡した子供から無くしてしまったと言われ、その子供の親から5ユーロを渡されたらしい。

しかし結局2週間後に、ゴミ箱から見つかったと言われ、サイン帳が無事に戻ってきた事があった。

それで、私は娘がこの子供にサイン帳を渡した際に、1週間経っても戻ってこなかったので、親に電話をかけて

「まだ渡したい相手がいるから、明日持ってきてほしい」

とお願いした。

サイン帳に関しては、別の子供には1年も放置されていた事もあった。

要するに、国籍関係なく、何処にでも民度が低い人はいるから、結局は自分で見極めるしかないなあと思う。

 

ところで、子供の万引きや窃盗というのは、ストレスや現在の家庭環境や生活に不満があるからという話も聞く。

今回の場合、特定の人物が本当に盗んだのかは定かではないので、無闇に疑いたくはないが、もし盗んだのであるならば、衝動に駆られて取ってしまったのか、それとも嫌がらせのつもりでやってしまったのか。倅はゴミ箱にでも入れられているのではないかと疑っていたが、それもタチが悪い。

 

先週、図工の時間で作った黒板を持って帰っていたが、どうやら諸事情により、先生が彼の黒板を壊した(?)とかで、自分の黒板がなかった。

それで倅に

「お前の黒板をくれ、もしくれたら自分が持っているサッカーカードをあげるから」

と懇願されたらしい。サッカーにさほど興味がないので、その申し出を断ると、今度は黒板を取ろうとしたそうで、、、どうしてそんな事をするのか、倅だけでなく、他の子供にも「くれ」と言ったのかは定かではないが、やたらと絡んでくるのは、その男子に何か問題があるのではないかと思う。