ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

ネズミの歯と変えてくれ。

倅は10歳、そろそろ乳歯が全部抜け落ちる頃か。

子供等は2人とも歯が生えるのが早かったが、乳歯が全部抜けるのは、バラバラのようだ。娘より倅の方が遅い。

それでも12歳までに抜け落ちているわけだから、標準なのだろう。

 

昨晩、倅と一緒にアニメを観ている時に、下の乳歯が1本抜けた。

「歯の妖精さんに取りにきてもらうのが良いか、それともネズミの歯と変えてくれをしたいか」

と聞いてみた所、迷っていたが、歯の妖精さんに取りにきてもらうと言っていた。

そうか、今回はドイツ式かと思いながら、倅が寝ている間に、こっそりと抜け落ちた乳歯と小銭を取り替えた。

ドイツでは、枕元に抜け落ちた乳歯を置いておくと、歯の妖精が取りにくるといわれている。

乳歯の代わりにコインが置かれているので、子供にとってはちょっとしたサプライズとなる。

娘は長い間、歯の妖精を信じていたが、クラスメートが

「歯の妖精なんていない。自分が寝ている時に、親がこっそりとコインと入れ替えていた」

と暴露してしまった為、もう信じなくなってしまった。

それでも長い間、夫だと信じていた。本当は私がやっていたのだけどね(^◇^;)

 

さて日本の風習では、乳歯が抜け落ちたら、

「ネズミの歯と変えてくれ」

と言いながら、屋根の方に投げる。

ネズミのような丈夫な歯になって欲しいという願いを込めるのだろう。

 

私の実家は中国地方だが、上の歯はネズミの歯と、下の歯はカラスの歯と変えてくれと言って、ベランダから投げた。

果たしてカラスに歯があるのか?というツッコミはさておき、当時は乳歯が抜けると、そう言いながら投げたのだ。

 

さて、今日は渋りながら登校した倅だが、どうやら学校でもう1本、乳歯が抜けたらしく、大事そうに封筒に入れて持って帰ってきた。

 

どうやら今度は上の乳歯が抜けたらしい。

2日続けて2本抜けたか。

多分、これで最後となるのではないか。

これで最後なら、歯の矯正が再開する。

 

倅曰く、今回は日本式にしたいという。

それで2人でベランダまで行き、

「ネズミの歯と変えてくれ!」

と言って、倅は歯を投げた。

 

 

 

 

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