ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

時間厳守は過去の話か。

社長出勤

 

典型的なドイツ人という本があり、それを読むと、どうやらドイツ人は、「時間厳守」や「ルールを重んじる」というものがある。

恐らく、昔は本当にそんな感じだったのだろう。

例えば、哲学者カントなんかは、毎日決まった時間に散歩をするので、彼を見て、街の人々は時計の針を合わせた程、正確だったという逸話がある。

 

しかし私がドイツに来る頃には、それらは、寧ろ日本人に多く見られるようにも思えてくる。

現に、ドイツ鉄道の時間のいい加減さには辟易してしまう。

郵便配達や荷物の配達なんかでも、いい加減すぎる。

しかも時間指定がアバウトすぎて、ともすれば1日中待つ事にもなりかねないので注意が必要だ。

そういえば、夫も時間に大変ルーズで、付き合ってる時なんかはしょっちゅう遅刻していた。

 

さて娘と同級生の物静君は、全教科満点の成績優秀者ではあるが、小さな勘違いが意外と多い。先日も間違えて遅刻してしまったらしい。

物静君的に言えば、学校のリンクの時間割を見ると、1時間目が休みになっていたから2時間目から来たわけだが、先週の内に先生が既に話し、他の生徒達は皆来ているので注意されても仕方ないのかもしれない。

てか、個人的には時間割そのものをちゃんと直してあげてほしい(^_^;)

 

時間にいい加減な国ではあるものの、学校はきちんと時間厳守を重んじるわけで、ある時、何人も生徒が遅刻してきた。怒った教師は

「次に遅刻したら、親に言いつける💢」

と言ったそばから、もう1人、遅刻してきた生徒がいて、呆れて絶句したという。

 

ギムナジウムの場合は、学区ではなく、至る所から子供が通ってくるので、公共の乗り物が遅れてしまうと、即遅刻に繋がってしまう。

スマホを持っているのだから、生徒達は学校に電話すれば怒られずにすむのに。それともちゃんと電話したけど、先生には届いてなくて、結局怒られてしまったのだろうか。

 

なんていうか、もうちょっと相手の事を考えて行動すれば、どの人も困らないのになあとも思う。

 

 

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