世界中、何処でも物価の高騰化が押し進められているが、ここドイツでもかなり激しい。
別に物価高だからではないが、最近はめっきり外食しなくなった。
義母宅に来たら、昔は時々は外食したものだが、今では、たまに注文した品を夫が取りに行き、それを自宅で食べるようになった。
義母が外食を嫌いだしたからだ。
高齢で身体が思うように動けれなくなると、どうしても家にいる方が良いのだろう。
注文した料理の品々も驚くような値段になり、呆れてしまうばかりだ。
そういえば、私達自身も余り外食をしない。
子供がいない頃は外食をしたり、2人でよく出掛けていたりしたものだ。
子供ができて、毎週土曜日にミュンヘンの日本語補習校に通うようになってからは、子供等が授業に行っている最中に、市場やレストランで昼食を摂ったり自分で作った弁当を食べたりして時間を潰すが、それ以外は余りしない。
今年は色々な場所のクリスマス市に行き、それはそれで楽しかったが、やっぱり高くなっていて財布と相談しながら買うものを選んだ。
昔は月1で近所のベトナム食堂で一緒に昼ご飯を食べる友達がいたが、彼女が日本に帰国してしまい、それ以来は、こういった交流ができる友達がいないから、結局倅を待って一緒に昼ご飯を食べるようになってしまう。
たまに別の友達と会っても、倅がまた学校で問題を起こしていないか常に心配が頭から離れない為、全く落ち着かない。
奇遇にも、この友達の息子さんと倅が現在全く同じ状況で、学校生活で問題を抱えている為、お互いに慰め励まし合い、絶対に近い内に子供達を含めて一緒に遊ぼうと誓い合った。(これに関しては、最近流行りの問題が絡んでおり胸糞な話なので、ここでは書かない事にする)
それはさておき。
そんなこんなではあるものの、今日は義母を見舞えたので、珍しく昼ご飯を外で食べた。
ショッピングモール近くのパーキング料金がこれまた高くなり、これでその他の買い物をするのはキツいと話しながら、ショッピングモールに入った。
直ぐにベトナム系のアジア食堂が目に止まり、もうここで良いじゃんとなった。
幸い、4人掛け席が1つだけ空いており、即効で着席。
それぞれ注文して食べる。
値段と量は、まあ、こんなものか。味も悪くない。
余程、空腹だったのか、皆、黙々と口と手を動かしていた。
それから駐車場に戻ると、所要時間が40分も掛からなかったようで、基本料金のみで済んだ。夫が喜んでいた。
私達は土曜日の朝、ここを発つ。
また来週から学校の始まりだ。
義母が住んでいる地方は、年始早々に学校が始まっており、ショッピングモールで店員から
「何処から来たの?」
と尋ねられていた。バイエルン州からだと話すと、
「ああ、そうですか。ここはもう学校が始まっているから」
と微笑んでいた。
冬休み明けから、娘は年末に風邪で欠席してやり残した追試が待っている。
倅は『国』に関する研究発表をする予定になる。『日本』に関する発表をさせてもらえそうなので、また準備に追われそうだ。