6月2日
11歳の倅は言語療法に行ってきた。
倅には吃音があるが気になる程ではない。
しかしお喋りが好きなくせに説明が下手糞で、聞いてる方は苛々してしまう。また誤解を招く事もあり、学校でも苦労している。
スクールカウンセラーから提案され、近所の言語療法士を探し、半年以上も待って、ようやく予約を取り付けれた。
初めは行き渋っていた倅だが、セラピー後は、そんなに悪くなかったとコメントしていた。
倅も娘も幼稚園児の頃に、別の言語療法士に通っていた。
娘は亜細亜人によくある問題RとLの発音ができなかった為に、通う事になったのだ。
かなり長く通った気がする。
お陰で娘の発音は大変綺麗になった。
倅も同じ療法士にお願いしたが、残念ながら相性が悪かったようで、余り良い成果が得られなかった。
ただ1つ、セラピーの合間にトランポリンを取り入れたのは良かった。
発達障害の療育の1つにトランポリンがあり、飛び跳ねる事で脳幹に刺激を与え、運動機能の改善や言語発達に良いと考えられているのだ。
この言語療法士とは倅が4歳になる頃に幼稚園から療育園に転園した事でお別れとなったが、その療育園に他の言語療法士がやって来て、必要な子供にはセラピーをしてくれた。彼女とは良い関係を保てれたように思う。
さて、倅が言語療法のセラピーから帰ってくると、クラスメートのアラブ系のS君が待っていた。
近所の子供で、下校時によく一緒に帰ってくる。
その子が休暇前日から遊びに来るようになった。
義母宅から帰ってきてからもやって来て、よく倅と遊んでいる。
それまでは、友達の家に行き来するような事がなかったので、この展開に驚いている。
よく人から「子供の為に、遊び友達の約束を取り付ける」事を勧められたりもしたのだが、昔は古くて狭いアパートに住んでいたし、頑張って遊びの約束を取り付けても、
「こんな所ではちょっと・・・」
と嫌味を言う人もいたので、うんざりして止めてしまった。
引っ越した今は、無理せずに自然の流れに任せて、子供等が招待したいと思ったらで良いやと思うようになった。
休暇中は現地校では宿題が出ないが、進路が決まってからは週1回の割合で、ドイツ語で作文を書かせている。
テーマは自由で、倅が興味のあるものを1つ選び、それについて、本やネットで調べてノートに書く。最低2ページは書くようにさせている。
ギムナジウムではよく小論文を書かされるので、こういう練習も必要ではないかと思ったのだ。
S君にその話をすると、自分もやってみたいと言う。
紙と鉛筆をあげて、2人で並んで本を見ながら頑張って書いていた。
まさか友達の家に遊びに来て、一緒に勉強するようになるとは思わなかっただろうな。
倅にとっても、こうやって誰かと交流を持ちながら、共同作業を進めていくのは大切なので、ありがたい。
休暇以降はまた習い事が復活し、宿題やらセラピー通いやらで忙しくなるので頻繁に遊ぶ事は無くなるが、2人とも、この時間を大切にしてほしいと思う。
🔸🔸🔸おまけ🔸🔸🔸
今朝、お迎えしたヒューケラ。
買って自分の庭に植える事を「お迎えする」と表現した方がいて、なんとなく良い感じがしたので真似してみた。
ヒューケラは日陰や半日陰を好み、緑一色になりがちなシェードガーデンにはもってこいの植物だそうで、沢山の種類が出ている。
近所のホームセンターには、この一種類しかなかったが、この子がどんな風に成長するか楽しみだ。
両隣は、去年植えたローズマリーと今年の春に倅が植えた向日葵。