ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

話し合い

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蛇出没注意

 私達は家庭訪問員と社会福祉事務所の現担当者との話し合いに、かなりの時間を費やしている。特に夫は出勤を遅らせ、ほぼ毎回私と一緒に話し合いに参加している。

私1人では参っていただろう。

この問題に一緒に取り組む事で、私達家族の絆は文字通り深まったのは確かだ。

 

話し合いで次のように言われた。

場合によっては(家庭訪問員の判断で)、早めに家庭訪問が終わる可能性もあるそうだ。

3点の項目に分けて、それを見極める為の家庭訪問であり、また学校での面談にも付き添痛いらしい。

学校の場合は、主に倅に加配が必要かどうかという事になりそうだが、それに関しては、現段階では私達は望んでいない。

ただ家庭訪問の担当や担任が判断して、加配を勧めても最終的に決めるのは親なのだそうだ。

それを受けて夫が

「話が若干飛び過ぎている。加配云々より、今回の件は、社会福祉事務所が療育園の一方的な話を鵜呑みにして、充分な証拠も確認もないままに、子供の身の危険を感じて引き離すと法律を出して脅してきたところから始まっている。療育園や自治体が感じた親が虐待をしている、もしくは親の教育方針が子供に強いストレスを与えているというものが真実であるかどうかの見極める為の家庭訪問である。そこを把握していてほしい」

あと

「弁護士を立てる準備をしている時に、療育園側にも証言を求めたが、現在に至るまで、オフィシャルの証言は来ていない」

とも話した。

因みに、学校生活も学童も、先生に質問しているが、現段階では問題ないとの事。

加配か投薬しかないとまで言われてはいたものの、今は比較的落ち着いているのか、大きなトラブルがない。

療育園の就学前コースも補習校も、そして言語や指先のセラピーでも、倅は真面目にやっていると言われた。寧ろ注意すべきは学校よりも学童だ。

学童では、ざっくりと時間が決められてはいるものの、自由時間が多く、30人以上の子供がいる為、倅のような積極性奇異型の注意欠陥多動性障害+自閉症スペクトラムの子供はトラブルの元になりやすい。

万が一、トラブルが続くようであれば、学童を辞めさせ、その浮いた金で習い事をしたりすれば良いかと思う。今は様子を見るしかない。 

 

家庭訪問を持つようになって、やっと半月が過ぎた。

週2としながらも、そこまで必要性を感じていないのか、取り敢えず週1回、夕方に来て、私と状況確認をし、子供達とボードゲームをして遊ぶ。思ったより感じの良い人ではある。

それでも、家庭訪問員が来る時は毎回体調が悪くなる。

 

学校や学童に、挨拶するものの、休み時間にいつも一緒にいられる「友達」は、倅にはいないようだ。あとどちらにも1人ずつ、喧嘩になってしまう男子がいる。毎回、学童の先生に話してほしいと言うので、今日、思い切って話してみた。

学童の先生も気付いているようで、今日は席を離したらしい。

先生の話では、苛めではなく、子供同士の他愛無い喧嘩だという事だった。

倅が発達障碍だと診断を受けたり、現在家庭訪問が来ていなければ、私の気持ちは少し変わっていただろう。

幸いな事に、子供達はいつも私に学校や学童での出来事を話してくれる。

娘の小学校の学童時代にもトラブルメーカーの女子がいて、娘とは別のクラスではあったものの、その子は自分のクラスでは浮いた存在だったようで、学童ではどの子供とも喧嘩しながらも、娘を泊りに来させる程、好意を寄せてくれていたらしい。そういう普通の喧嘩友達ならば、ここまで私も神経質にはならないのだが、人との距離が計りにくい倅を考えると、悩まずにはいられなかった。