新学期が始まった。
余りの慌しさに目が回りそうだ。
子供等は今週は早目に下校するので、送り出して直ぐに戻ってくるような錯覚にすらなってしまう。
倅は既に購入していた新年度用のノートや文房具品を持っていった。
娘の方は学校のHP内にて、必要な数のノートやノートカバー、ファイル綴じが提示されているので、昼食後に2人で買いに行った。
買いに行く前に、家にあったファイル綴じで、未だ使えそうな物があるのか確認してみる。余分に買ってしまったりしているのもあるし、もう9年生(中3)にもなると、ノートやノートカバーの色が指定されなくなるようで、手のかかり方が随分変わってきた。
高学年にもなると、万年筆も使わなくても良くなり、テストの際は普通のペンで書いたりできる。
今年度は実習をやるのも可能で、希望があえばすれば良いし、学校で後輩等に勉強を教えるメンターになって小遣い稼ぎと実績を兼ねた事をやっても良いと思う。勿論、本人が希望すれば、ではあるが。
さて、娘等のクラスは持ち上がりではあったが、いなくなった生徒が男女合わせて5人いたらしい。
8年生当時に学級委員だった男子がいなくなり、女子は4人も消えた。
1人、別のクラスから入ってきた女子がいたそうだが、30人以上いたクラスが年度を追うごとに、どんどん減っていく、もしくは上から下に降りてくるのは、明日は我が身と戦々恐々だ。
そんな娘のクラスの担任は、体育と英語を教える女教師だそうだ。
担任は今年度の学級委員を投票で選出し、余った時間で、生徒達は英語で夏休みに何をしたのかを書き、それを読み上げた際に、誰が書いたかを当てるゲームをした。
娘が書いた英文の日本語訳。
何もない
そこは永遠の暗闇
暗い部屋の中に閉じこもっていても
光は存在する
それは、私のタブレットの光
タブレットでゲームや動画を見る日々
何もない
楽しい夏休み
娘よ、、、orz
確かに、別に大きなイベントもなかったし、大して何処にも行くわけでもなかったけど、全然何もなかったわけではないじゃないか。
娘曰く、
「やった事を書いてもつまらない。寧ろ、何もしなかった事をポエムにして書くのが面白い」
ほほう。そういうものかね(~_~;)
なかなかに屈折しているな。
因みにライバル君の文章は
「夏休みに入って1週間ぶりに草を触った。それ以外は何処にも行かなかった」
だったそうだ。そして彼が引いたのが娘が上記の詩?を書いた紙だったそうで、親から受け継いだ悪筆(すまない)の為、読み上げるのに四苦八苦していたらしい。
そして
「こんな文を書くのは、(ニートでライバル君の友達の)あいつに違いない」
と見事に外していた。
結局、当たらなかったので、娘が自白すると皆に驚かれたそうだ。
毎回、体育で1(最高の成績)を獲っている娘の側に担任が寄ってきて
「貴女、ニートだったの?!」
と驚いた表情を見せたそうだ。
娘はそういうブラックユーモアがありすぎて、時々大人を心配させる。
補習校の4年次の担任の先生が、国語の時間に書いた文章を見てあげてほしいと心配して言うので、何事かと思っていたら、新しく習った漢字や単語を使って文章を書く課題があり、優秀な同級生がわざとエグい文章を書いたので、それに刺激を受けて、自分も闇を感じさせる文章を書いて、後で私に見せてくれた。
「あんまり変な事を書いたら、先生が心配してしまうよ」
と言ったばかりだった。
まあ、知らない人はびっくりするよね。
倅の方は、1年生の時にいなくなった子供が戻ってきたらしく、生徒が1人増えた。
3年生の時と同じ担任で、持ち上がりクラスとなる。
また水泳の授業があるから嬉しいみたいだ。