ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

要らないのかよっ

 

娘のクラスのライバル君は、どちらが先に目的地まで着くかとかの、下らない事で、よく娘と競争する。

タッチの差で、娘が勝ったりライバル君が勝ったりするそうだ。

ライバル君は小柄の細マッチョで、木で懸垂をしたり高い場所にジャンプしたりと忙しい。

先日は、クラスメートの男子2名が、トイレ横の壁に水で濡らしたトイレットペーパーで、どちらが高く飛べるかを争ったらしく、その痕跡が残っていた。

それを2人より遥かに小柄なライバル君が、その2つの残骸をジャンプして綺麗に取っていたそうで、目撃した娘は随分感心していた。

 

ドイツ人は木が大好きで、庭には大抵屋根より高い木が植えられてあって、家庭菜園やガーデニングに力を入れている。花や植物が大好きと力を込めて発言する人も多い。

小さい頃から自然に親しんでいるからか、木登りをする子供もいる。

木で作った小屋が庭にあり、子供達の秘密基地にしていたりする。

彼等は庭の使い方を熟知しているのだろう。

 

 

ところで、月曜日に倅は上履きを学校から持って帰ってきた。

サンダルを買ったばかりだったので、新調するのは9月の新学期が始まる直前にするつもりだが、随分な壊れ方をしていて絶句してしまった。

苛めが遭ったわけではない。

とにかく倅は有り得ない状態で何でも壊すので、呆れてしまう。

脱力感すら出てくる。

 

あと2週間は学校があるのだからと、火曜日にまた持って行かせたら、もう要らないらしい。また持って帰ってきた。

今日は娘のクラスが教科書を返す日で、学校側は年度末に向けて、あれこれ片付けている。

来週まで、学校ってあったよね?!と呆れた。

ドイツでは教科書は借り物となるので、新年度が始まる時に学校から配布される。

最初のページに名前を書く欄があり、そこに名前を書く。

名前を書く前に一応しっかりと中身を確認する。許容範囲外の汚れや破損があれば、学校に連絡し、前年度に使った子供の親が破損具合により罰金として支払う事となる。

 

娘が小1の時、使った国語の教科書が水に濡れていたとかで、全額払わされ買い取らされた。

「一部の男子も支払ったが、全額払ったのはお宅だけだ」

と担任に言われた。

倅はもっと酷い扱いをするだろうと覚悟をしていたが、幸いにして、まだ支払った事はない。

数年毎に教科書が改訂となるので、改訂直前の年の学年だと、どうせ回収するだけだからと、少々大目に見てもらえるようだが、自分達が最初にこの教科書を使うとなると、親も子もかなり緊張してしまう。

さて、今年度は大丈夫だろうか。

 

そうやって何年も使い回しとなるからだろうか、ドイツの教科書はハードカバーで結構重い。

日本の教科書より大判だから、ランドセルも日本製より大き目となっている。

最近では、教科書を極力学校に置いておき、プリントやドリルをこなす宿題が目立つ。

娘の時代では、まだ教科書を家に持って帰る事が多かった。

それでよく破損しやすくなってしまうのだが、物を大事に使う訓練にもなって良いとも思うのだが。

娘達の学校は教科書を回収するのなら、残りの授業日には何をするのだろう。

きっとサマーフェストや遠足といった行事に使うんだろうなあ。。嗚呼、浮足だってる。

 

倅達の学校は早々に来週の下校時間を教えてもらっていた。

体操服や廊下に展示されてあった自分の作品も、徐々に持って帰ってきている。

こういう所が合理的というか何というか(^_^;)

日本だと、確か登校最終日に、えっちらおっちらとまとめて持って帰ってきてたよね。今はどうなんだろ。

 

 

 

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