フジテレビ系で放送された終戦記念スペシャルの『NASA 未来から落ちてきた男』を倅と一緒に観た。
終戦50周年を記念したドラマで、三上博史が主演、田中好子や中井貴一が好演している。
1991年8月23日に放送された。
倅は小さい頃からタイムマシンが造りたくて、過去の戦争があった時代に行きたいそうなので、ある意味、彼にぴったりのドラマだと思い、一緒に観てみた。
話の3分の1くらいは英語だし、日本語も時代を感じさせるものなので、理解しにくそうだったが、それでも本人なりに楽しく観れたようだ。
スペースシャトルに乗った3人のアメリカ人の若者が、ミッション遂行中に些細な事故が元で、終戦間近の日本にタイムスリップしてしまう。
未来人の彼等の目を通して映る戦時中の日本人の姿とはー・・・。
三上博史が美しいわ芸達者だわで、私にとっても癒されっぱなしだった。
それにしても、そういう役だから当たり前ではあるが、三上さんがちゃんとした英語を話していて驚いた。(すみません)
発音とかは、2世の英語になっているのかは私には分からないけれど、少し幼い雰囲気がする話し方は、50年後の平和な時代からやってきた青年の話し方といえば、そうだろうなと思う。くだけた感じの座り方も、それらしいともとれる。
対して中井貴一は背筋を伸ばし正座し、日本男児をしっかり演じている。
ラストが切ない。
主人公の身なりからして、取り残された日本で良い待遇を受けて生きてきたのだろうが、自分がいた本当の時代になるまで、ただひたすら待っていた。
全体的にいささかご都合主義ではあるが、それでもロマンはある。
倅は気に入ったようだ。
そして益々、タイムマシン熱が出てきてしまったようだった。