ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

小銭じゃらじゃら。

 

小遣いに関して、各家庭により考え方がバラバラだと思う。

我が家の方針として子供達に小遣いを与えていない。

文房具品等、必要なものは、私達に申告すればすぐに買うし、学校と家との往復のみの日常が殆どなので、子供達自身もそこまで小遣いを必要としていないというのもある。

とはいえ、ちょっとした物を買う時に、財布の中に何も入っていないと心許ないと思うので、子供達に提案して、娘は私に按摩をしてくれたら10分間で1ユーロを、倅は毎日、玄関の靴を揃えたら1週間に1ユーロをあげる事にしている。

これがメインだが、他にも時々、お駄賃で小銭をあげる事もある。

因みに貯まった小銭は、定期的に紙幣と交換するようにもしている。

 

さて、その日、娘がしてくれた按摩は1時間分だった。

グダグダ話しながらだったので、時間が経つのが随分早かった。

6ユーロを払おうと財布を取り出すも、大きめのお金しかなかったので、10ユーロ紙幣を出して、お釣りに4ユーロを持ってくるようにお願いした。

すると、両手いっぱいに10セントや20セントのような、更には1セントといった小銭まで持ってきて

「ちゃんと4ユーロあるか確認してね」

と手渡してくれた。

やれやれ、一体どれだけ溜め込んでたんだよ。

 

娘曰く、彼女よりもっと強者がいるそうで、ある時、学校で1ユーロを徴収する事となり、クラスメートのアニヲタ君は、1セントのみで1ユーロを提出したらしい。

流石に先生も呆れ顔だったとか。

アニヲタ君は、机の上で、封筒から取り出した1ユーロ分の1セントをきちんと並べて見せたそうで、それで先生も苦笑しながら受け取った。

 

まあ、小銭の処理って、ちょっと困るよね。

実母は、私の子供達が帰国した時に、彼女の家の掃除をしたらお駄賃のつもりで、小銭を貯めている。

娘から受け取った4ユーロ分のお釣りの小銭は、また買い物をした際に、レジで出すようにしていこうかな。