娘の学校では、最近は卒業生の試験があって、下級生達は自宅学習やらを週1〜2度程度やったり、学校の事情で、随分遅く登校したりもする。但し、学校によって違うので、他のギムナジウムに行っている人の話を聞くと、普通通りに対面授業をしている学校もある。
今日なんて、2時間!も遅く登校して、あわや遅刻するところだった。
時間のサイクルがどうも狂ってしまう。
当然、保護者には学校から事前に知らせが来るので把握はしているものの、のんびりしている子供を見ると呆れてしまう。
帰宅した娘の手には、なんと成績の経過報告があり、それ程悪くなかったので安心した。
天敵のフランス語は、授業態度がすこぶる良いせいで、そこで平均点が良くなっていた。
ドイツの学校はテストの点数だけで評価をしないのが良い。
発表が得意だったり筆記試験が得意だったりと、人によって得手不得手が違うので、それらをひっくるめての平均点で成績がつくのは理にかなっている。
娘が授業中に先生からマークされないトリックを教えてくれた。
「授業中に一生懸命先生の話を聞いたり発言したりする事」
そうすると、先生も頑張りを認めてくれるらしい。
確かに、娘はどの教科であっても発言をする。日本語補習校の授業参観での討論会を聞いた時には、かなり驚いた。あれだけはっきりと自分の意見を言えるとは思ってもみなかったからだ。
「お母さんの学校時代はどうだったの?」
と聞かれ、
「日本は、というかアジアはどうも受け身な授業になりがちだと思う。先生が黒板に書いている事を黙って書き写したり、挙手して答える事もあったけど、大体が先生が常に話していて、指名されたら答える、みたいな感じかな」
と話すと、
「今は違うんじゃないの?」
と言われてしまった。
読者の中には、学生さんご本人や、その保護者の方々もいらっしゃるが、どうでしょうか。
今の日本の学校教育は、親の代の受け身のような授業形態のままですかね。
それとも授業中にガンガン発言していますか。
もし良かったら教えて下さい。
倅が
「僕は、グループ作業で酷い目に遭った。始めのグループでは、ぼーっとしていて、何にもしていないと嫌味を言われたけど、次のグループではそんな事は言われていないよ」
と言っていた。
グループや受け持つ先生によっては相性があるから、全ての授業で高評価を得るのは難しいとは思う。しかし、社会に出た時に、ウマの合わない連中とも一緒に仕事をやっていかないといけなくなる事もあるだろうから、小さい内から、こうやって鍛えるのも大事かもしれない。
ともあれ、学校の成績も確かに大切だとは思うが、子供達が優しく、そして元気に育ってくれているのがありがたい。