娘はギムナジウム8年生(中2)である。
ギムナジウムでは、パワーポイントを使った研究発表や討論の授業が行われ、それはしっかりと成績に反映されてしまうらしい。
グループ討論は4人1組で行う為、賛成派2と反対派2に分けられ、1つのテーマについて限られた時間内で話を進めていく。
論破は重要ではなく、他者の意見を聞く事、また自分の意に反する主張をせねばならない場合であっても、その意見を尊重する姿勢を持つ事、更には客観的な見方を勉強する事に重点が置かれる。
しかし、生身の人間が相手なので、なかなか理想通りにはいかない。
会社に勤めている人や、社会と何かしら繋がりを持っている人なら、大抵は経験しているであろう共同作業の難しさは、子供であっても変わらない。
ドイツは個人主義と言われる時があるが、学校時代は、共同作業を必要とするカリキュラムを多く取り入れているように思う。
隣同士やグループ毎で行う研究発表もそうだが、こういったグループ討論も然り。
そういえば、ドイツ人の大好きなサッカーなんかでも、チームワークが大切って言うよね。
肘鉄を喰らわす国と揶揄していた人もいたけれど、個人的には、そういう事をするドイツ人を余り知らない。
まあ、マウントを取る人は何処にでもいるし、単に私の運が良いだけかもしれないが。
若い内に、共同作業を通して色々な経験するのは悪くない。
失敗したら、そこから学べるし、成功したら、自信に繋がるだろう。
娘は昨年度オンライン授業時にやった研究発表では、同じグループの人と何度もフェイスタイムで練習をしていた。
今回の討論や研究発表では、そういうわけにはいかないようだが、ベストを尽くして欲しいものだ。
◆◆おまけ◆◆
昨日は、娘も早く帰宅したので、3人で川辺まで行ってきた。