ドイツの小学校で定期的に配布される物の中に、推薦図書とでもいうべきか、本の紹介リストと申し込み用紙がある。
約6ページくらいのペラペラの紙にお勧め本の紹介文が写真付きであり、子供達はそれを親に見せて、買いたい本があれば裏にある申し込み用紙リストに何冊欲しいか書いて、代金と一緒にその申し込み用紙を入れた封筒を担任に渡すようになる。
学校がまとめて注文し、後日、それをクラスで配ってくれるようになるのだ。
娘が小学校時代からよく利用していた。
本だけでなく、ゲームや問題集なんかもある。
本も真面目なジャンルばかりではなく、漫画もある。
ドイツのYouTuberのパルーテンが出したマイクラのオリジナル漫画があり、何冊か購入した事もあった。
こういった図書を利用する子供が昨今は多いのか少ないのかは分からないが、娘の時より倅の時代の方が利用者が少ない印象がある。
本を読む子供が少ないという事なのだろうか。
前回もマイクラの本を見付けた。
当時、私達はマイクラ本と問題集を注文した。(今回もマイクラ本と問題集を注文する予定)
学校で担任から注文した本を渡された時、クラスの男子達から
「あいつ、マイクラの本を持ってる!!!」
と、注目を集めた。中には少し見せて欲しいと言ってきた生徒もいた。
外国人の子供が多いから、図書リストをもらっても、子供が親に渡さないと分からないだろうし、第一、本に興味がないと、購入してまでも読もうとは考えられないかもしれない。
倅にしても、余り本を読まなくて残念だなとは思うが、ギネスブックや図鑑や子供用のことわざ辞典に興味を持って、よく読んでいる。
それからマイクラ関係も大好きで、マイクラの前はニンジャーゴー関係の本も好きだった。
児童文学を読んで欲しいと思う親の気持ちとは裏腹ではあるが、読まないよりはマシなのかとも考える。
何がきっかけになって、色々なジャンルの本を読むようになるかは分からないからだ。
私達が子供の頃なんかでも、漫画を読むのを否定的に見ていた大人が多かったように思う。
今では漫画の地位も向上した。
漫画が大好きな自分としては、非常に喜ばしい事である。
さて、学校で隣の席の男子が
「こんな物をもらって帰っても、自分は興味がないから意味がない」
と文句を言っていたが、倅が
「でもこの中にマイクラの本があるから、僕はそれを買ってもらおうかな」
と見せると、目の色を変えて
「俺も欲しい!」
と言ったそうだ。
マイクラは一時期はオワコンのようになり、そしてまた復活したという。
以前は若者や大人が好んでやっていたが、現在は倅や娘のような小中学生にも人気が高い。
そういえば、まいぜんシスターズという日本のYouTuberは、YouTube界隈のマイクラでも人気があるようだ。倅も好んで彼等の動画を見ている。
好き過ぎて、彼等が登場する創作漫画を日本語で描いている。
好きこそものの上手なれ で、漫画がもっと上手く描けれるようになったら良いね。