ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

怒り の散らし方。

先週の木曜日、倅の特性の1つである自閉症スペクトラム障害が色濃く出てしまった出来事があった。

普通ならば、注意を受けたら謝罪をして、その後は切り替えれば良いのだろうが、倅のようなタイプはなかなか切り替えれない。

自責の念もあって、その日は自傷行為にまで発展しそうになってしまったという。

ここまで荒れたのは、随分久し振りだった。

いずれにせよ、自分で自分をコントロールできるようになった方が良い。

 

それで1週間の表を作り、その中に具体的な課題を書いた。

それについての記述です↓

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

これに付随して、タブレットや動画の制限を更に厳しくした。

これが原因かどうかは分からないが、夜もなんとか通しで寝てはいる。

担任には連絡帳に一言で良いので、落ち着いていたかどうかのみの記載をお願いした。

先週の木曜日以降は落ち着いた学校生活を送っているようだ。

担任の提案で、スクールカウンセラーに相談したり、対応をお願いする事にもなった。

 

このスクールカウンセラーは、社会福祉の方から来ている。

私達は療育園関係で散々な目に遭わされた為、そういった場所にはもう二度と関わり合いたくない。ただ、担任の話によると、学校に常勤している人らしく、倅も以前一度だけ相談に行った事があった。

その時の相談内容は『テストの成績が悪すぎてどうしたら良いだろうか』というものだったが、カウンセラーが上手くアドバイスをしてくれたようだった。

スクールカウンセラーの出番は大抵は学校内での生徒同士のトラブルだったりするし、当時の倅は男子生徒に揶揄われたりしていたので、その事でも相談したのかと思っていたら、そうではなかった。

 

さて、このカウンセラーと休み時間に会ったらしい。

普通は予約を取り付けないと話ができないようだが、担任の配慮か、少し話せたそうだ。

怒りに対するコントロール、例えば、それは他者のみならず、自分自身への怒りに対するコントロールでもある。

これに関して、カウンセラーは怒りの流し方を教えてくれた。それは

「両手を力一杯握って、それから力を一気に抜く」

というものだった。

恐らくは、両手をグーにする時に怒りを集中させて、パーの時に外に出す、という事なんだろうと思う。

 

例えば、一呼吸置くとかゆっくり10まで数えるとか、人によって色々あるが、とにかく実践あるのみだ。

 

その日に早速、チャンスが到来した。

娘と喧嘩したらしく、倅が荒れていたのだ。

話を聞くに、その状況は先週木曜日の一件と似ていた為、しっかり抱き抱えてスクールカウンセラーに教えてもらった事を思い出して、2人でやってみた。

始めは興奮してなかなか上手くいかなかったが、その内落ち着いてきた。

怒りの感情はなかなかコントロールできるものではない。

それは定型発達の人だって同じだと思う。

怒りを収め、切り替えれるようになる為の訓練は、これからもしていこう。

 

◆◆おまけ◆◆

初めて作ったベイクドチーズケーキ。

さっぱりしていて胃もたれせずに美味しく食べれた。

お皿は倅が作りました。

 

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参考動画はこちら↓


www.youtube.com