ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

マダム ベルナール。

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娘が通うギムナジウムの理系クラスでは、第二外国語はラテン語かフランス語かに分かれる。

あくまでも娘の学校での事だが、昨今ではラテン語はそれ程人気ではないものの、それでも選択する生徒もいる。ラテン語は難しいという先入観からフランス語を取る生徒も少なくないが、フランス語の授業をフランス語でするようになるので(英語も然り。つまり英語の授業を英語で持つ)、多くの生徒が絶望の淵に追いやられる。

娘もその1人である。

 

始めは英語が苦手な娘だったが、コロナ禍でロックダウンをした際に、Youtubeを見るようになり、たまたま本人が気に入っている動画の多くが英語配信だったのもあり、そこから興味を持って英語の翻訳をしたり、弟に見せる時に何を言っているのかをドイツ語(もしくは日本語で)教えていく内に英語が大得意になった。

その経験をフランス語でも生かせれば良いのだが、残念ながら、フランス語と英語では勝手が違うようだ。

 

クラスの約3分の2くらいがフランス語を専攻しているが、元々理系クラスは女子が少ない為、フランス語専攻は更に少ない。

会話形式の本読みとなると、男子が女性役を演じる事も少なくない。

 

私がドイツ語講師をしていた時も似たような問題があった。

その場合は、男性にはできるだけ男性役を演じるようにしたり、女性役であっても、男性に置き換えて演じてもらったりもした。

生徒の方が勝手にそうやって、自分に合った性別で演じる事もあった。

成人した外国人が相手だったし、できるだけ早く、生活に密着したドイツ語を理解してもらう必要があり、個人的には基本さえ掴んでおけば臨機応変で良いとも思う。

勿論、生徒によっては、夫婦役を同性同士で演じても全然構わないという人もいる。これに関しては、そこまで重きに置く必要もないのだが、中にはこだわる人もいるので、性別を変える時は、きちんと名詞変換を変えたりして読んでもらうので、それはそれで勉強にもなる。

 

思春期の子供の場合は、誰とでも話せるタイプとそうでもないタイプもいるから、また話は変わってくる。周囲がヤンヤと囃し立てる場合もあるだろうし、教える側もある程度の配慮をする必要があるだろう。

 

◆◆おまけ◆◆

 

気温は16度。晴天だった。

日向は暑かったので、Tシャツ1枚でボルダリングをしていた。

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