子供達は毎週土曜日にミュンヘン日本語補習校に行っている。
幼稚部の前に入る育児サークルから通っているので、もう随分長い。
まだ倅が赤児だった頃、夫がミュンヘンの某公園にいた所を捕まえてきた。(嘘ですw)
補習校の帰りに車で手渡された。
ヴォルパテインガーというバイエルンの森に生息する未確認生物(いわゆるUMAですねw)だ。
兎の頭に鹿の角が生え、リスの尻尾に水鳥の前足と羽がついている。
様々な呼び名があるのだが、17世紀にグリム兄弟が収集した伝承の中で、クライスルという動物の報告があるのをみると、昔から言い伝えられていたようだ。
また現在のこの姿は『19世紀に客寄せとして、様々な動物の標本で設計されたもの』との事。
いわゆる神話上の生き物ではあるが、スウエーデンの森で発見されたといわれている未確認生物スクヴェイダーと同じタイプなんだろうと思う。
こちらは20世紀初めに、ある男が野兎の体に雷鳥の羽根のある動物を仕留めたと吹聴した事がきっかけとされており、可愛らしい風貌から人気が出て、今や未確認生物の仲間入りを果たした。
さて、我が家のヴォルパテインガーは、キメラから取って、『キーさん』と命名して可愛がっている。