娘は現在13歳、ギムナジウムの8年生(中2)である。
遠出をする時には、文房具品一式を常に持っていく。
ある日、娘に糊があるか聞いてみると、いそいそと自分のリュックサックの中に入っている筆箱からステイック式の糊を出して渡してくれた。
蓋を開けてみると、中身がないんじゃないかと呆れるくらい底の底の底の方にかろうじてあった。
中身を出す為だけに回すのに、随分時間がかかってしまった。
呆れていると、こういう反応が楽しいみたいで、ニヤニヤ笑っていた。
友達にも同じ事をして、どういう反応が返ってくるのかが楽しみなんだと。
類は友を呼ぶのか、糊を貸してあげた友達も、自分も前に同じ事をしたことがあるとゲラゲラ笑ったらしい。
その日に娘はヲカンから新しい糊を買ってもらったのは、言うまでもない。