ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

冷たい戦争と倅。

倅は今日、敵対されていた男子からレゴの付録カードをもらったらしい。

彼の心境の変化はよく分からないが、また友達として遊べるなら、それはそれで良かったと思う。

中学年くらいになると、男子の人間関係も複雑になってくる。

親がどこまで介入するべきなのか、かなり迷う。

 

小3の保護者同士で入っているWhatsAppに、ある保護者から

「学童の先生から、どうして最近はこんなに宿題が多いのですかとの質問を頂きました」

とメッセージが入った。

確かに昨日は若干多かった気がするが、学校側からしても、コロナ禍で遅れに遅れた教育プランを、どうにかして消化していかねばならないから、宿題として出して、家庭内でのフォローを促しているのではないか、と勝手に推測している。

現在、ドイツは移民難民が多い国になっているので、ドイツ語がおぼつかない親もいるだろうから、学校に丸投げしている家庭も多いのではないか。そこにコロナが入ってきて、余計にカオスになっているのだろうか。

それとも進路決定に向け、今からボチボチ慣らしていく為に、勉強を強化していっているのだろうか。

倅のクラスも娘の小学校時代のクラスでも、生粋のドイツ人は、生徒20人強の1クラスに2〜5人程だ。あとはうちの子供のようなハーフか移民出身者の子供となる。

勿論、街の形態にもよるだろう。

私が住んでいる街は、外国人が多いので(私もそうですが)、学校も変にインターナショナルになってきて、先生はかなり大変そうに見える。

個人的には、現段階で研究発表がないだけでも、かなりマシではある。学校にもよるのかもしれないが、前の学校では研究発表に力を入れていて、親子で必死になって用意したものだ。

 

とはいうものの、このクラスの保護者は、以前も、子供達がランドセルに入れて持って帰る教材が多すぎやしないかとか討論しており、我が家では、子供は重いと感じてないし、教科書を持って帰るのが普通だと思っていたので、軽いカルチャーショックを受けた。

 

さて倅が帰宅早々に

「僕はお母さんを侮っていた。絶対大丈夫だと思っていたら、やっぱりお母さんの言う通り、酷い目に遭ってしまった」

と重い口調で言うので、何事かと思っていると、どうやら『冷たい戦争』があったらしい。

 

冷たい戦争とは、第二次世界大戦後に始まったとされる米ソ対立の事を指す。(1947年〜1989年12月3日)

 

しかし、ここで言う『冷たい戦争』は、学校の休み時間中の雪合戦の事だ。

皆で雪合戦をして遊んだら、帽子もズボンも手袋も靴も靴下も濡れまくったらしい。

この程度の冷たい戦争なら、許容範囲内だよ。

ズボンと靴下を履き替えさせ、帽子や手袋と靴は乾かしている。

明日までに乾きますように。