ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

倅のチック

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4桁の数字とその時代背景への拘り。

この絵はミュンヘンオリピックで起きたテロをテーマにしている。

 

倅にはチックがある。

チックというのは、無意識にやってしまう動作や言動や音声の事で、「目をパチパチさせる」や「風邪でもないのに咳払いをする」とか色々ある。

昔は精神的ストレスなんかで起こるものだと言われていたが、今では、元々チックになりやすい脳の性質によるものとなっている。

つまり無意識の内にやってしまう動作や言動なので、これを強く叱ったりするのは良くないらしく、家族はそっと見守るようにするのが1番で、要は周囲も個人も気にしないようにするのが得策らしい。

 

倅は積極性奇異型の注意欠陥多動性障害と自閉症スペクトラムの発達障害児として診断された。チック症は男子に多いそうで、発達障害と被る面が多い。

 

倅が飛び跳ねたりするのも、必要ない時に余計な事を言ってしまうのも、発達障害児ではよくあるが、チック症の症状にも同じようなものがあり、密接に関わっているのがよく分かる。

いずれにせよ、脳の事情によるものだから、意識すればする程酷くなる可能性もあるのだ。

 

倅のチックは

 

・「きゅーきゅー」と声を出す。

・急に飛び跳ねる。

・したくない勉強の時には、顔を顰めながら片目を瞑る。

・一度触れた物を再度触れる。

・頭をぐるぐる回す。

・吃音、言葉を出す最初の音を間延びする。(例 「これは何ですか」を「こーこーこー、これは何ですか」)→吃音はチックと深い関わりがありそうだ。

 

とまあ、列挙しただけでもこれだけある。

ネットで調べてみると、家では落ち着くからチックが出る、というのや、緊張するから出るのだというものがあり、どれが正しいのかよく分からなかった。

 

吃音に関しては、緊張しているから出るんだろうなと、今迄の事を振り返ってみてもそう思う。

 

「顔を顰めて片目を瞑る仕草をする。」

こちらは一瞬の動作ではあるが、宿題や勉強をやりたくないのに無理矢理やらされていると感じる時に、よく起こっている。

 

「飛び跳ねる。」

発達障害児にはトランポリンが効果があると読んだ事がある。

夏になると、アパートの住人が裏庭にトランポリンを出すので、子供達も遊ばせてもらうのだが、倅は学校帰りや勉強の後にトランポリンをよく使っていた。

 

「きゅーきゅー声を出す。」

音が出る感覚を楽しんでいるように思う。

これは最近やり始めたものだから、一過性だと思うので、外ではしない方が良いと話している。

 

「頭をぐるぐる回す」

こちらも最近始めた動作。

多分、楽しいからやっているのだと思う。

ただ余りに頻繁にやると、大丈夫なんだろうかこの子、と思われる為、外ではしてほしくない。

 

「一度触れた物を再度触れる」

結構長い。

もう癖なんだろうなと思っているが、夫は少々危惧している。

 

さて対処法は、周りも本人も気にしない事が一番だが、私はマッサージやヤイトウもやってみようかなと考えている。絶対に痕が残らないやり方があり、おねしょが頻繁にあった一時期に施してみたら、効果的面だった。

チックには身柱という、肩甲骨の真ん中辺りにあるツボが効くらしい。

そこって、癇の虫にも効くツボだよね。

倅が落ち着くモーツアルトを聴きながら、またやってみよう。