ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

13日の金曜日

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年代毎に建物が変わっていくのを描くのが最近のブームらしい。

 

13日の金曜日、それは起こった。

というのは冗談だが、家庭訪問の担当者が遂にやって来た。

色々説明を受けたが、結論からいくと

・社会福祉事務所の早まった結論(虐待の疑い)を確認する為の家庭訪問

・倅の学校生活が順調かどうかを見極める家庭訪問

・加配手配等は最終的に親に決定権がある

という事だった。

因みに東区域の所長は左遷されたらしく、もうあの社会福祉事務所にはいないらしい。家庭訪問の担当者の女性はあくまでも自分は私達の味方だと強調していた。

 

こちらの言い分を聞いた後、子供達と一緒にメモリーというゲームをして遊んでいた。それで子供達も少し打ち解けたようだった。

そういえば、昨日の学童には娘も一緒に迎えに行ったのだが、娘が

「倅君は恥ずかしい事ばかりする」

と怒っていた。なんでも学童にいる娘の知り合いの女子がふざけて「自分で自分を舐めて」と言えば、それに素直に従うんだと、その女子から聞かされ恥ずかしかったらしい。

そうだろうね。

空気が読めない自閉症スペクトラム障害もある(らしい)倅には、それがふざけているのかどうなのか分からないんだろう。その女子にも問題があると私は言った。

大体入学したての1年生の男子に対して、普通はそんな指示は出さないものだ。

倅には

「自分が嫌だと思ったら、しなくても良いんだよ」

と話した。

 

夫の方に家庭訪問の担当者からメールが届き、前所長が左遷されても、社会福祉事務所とは切れないようで、相変わらず今月末に話し合いを持つようになるみたいだ。やれやれ

 

入学式から1週間が過ぎた。

倅は弁当を1人で食べ、休み時間も1人で過ごす事が多いようだ。私は

「いいじゃん。お母さんも1人が好きだし、お昼も1人で食べるよ」

と肯定的な意見を述べたら、驚いたような顔をしていた。娘も

「私も1人でいたい時はそうする」

と言っている。というより、娘も倅も1人でいたい時はそうしていて、それが自然体なのだ。友達といつも一緒にいなくても寂しくないのだ。私の子供らしい。

 

それでも娘の場合は友達が多いから、上手に社交をこなしているのだろう。ただ彼女も補習校では小3になるまで、友達付き合いがなかなかできなくて、こちらもヤキモキしていたから、娘の成長のみならず、周りの環境も変わってきたのも大きな要因である。

ちなみ芸能界で活躍する人の中でも、子供の頃は周りとうまく付き合えず、ずっと1人でいたり、酷い苛めに遭った人もいるらしい。発達障害を公言しているモデルの栗原類さんもその1人で、彼の居場所は当時はネットの中だけだったという。ネット内では評価が上がり、友達もいたけど、実社会ではいなかったらしい。いうならば、発達障碍者にとってネットというのは、社交の場になり得る有効手段なのかもしれない。