コロナ禍で在宅でいる事が多くなり、生活様式が変化してきている。
今迄はそこまで重要視していなかった事も、必要に応じてやっていかなくてはならなくなってきた。
きっと現金を今でも持ち歩いて買い物をしているのは私くらいかも、と思う程、周りはキャッシュカードで精算している。
当たり前のようにネット通信販売で注文する人が多いのを考えると、40代で未だにネットショッピングに躊躇する自分のようなタイプは骨董級かもしれない。
子供の補習校の卒業アルバムや双方の母に贈る孫のカレンダーも、ある程度こちらが編集してデータをネットで送れば、綺麗に仕上がって郵送されてくる。
便利な時代になったものだ。
私のようなアナログな人間には全てがオンライン化する現代に戸惑いを覚えるものの、時代の流れに乗っていくしかないとも思う。
今迄避けていたコンピュータでの作業も娘に教えてもらいながらやってみている。
例えば、クラス名簿の作成。
エクセルで簡単に作れる人もいるが、こういうのも慣れてないとなかなか出来ないものだ。
娘にワードでの作り方を教わった。
彼女はギムナジウムのIT授業で習っているので、お手の物のようだ。
昨年度に学年委員をしていた人はエクセルで緊急連絡網を作成していたが、本人の性格もあるのだろう。非常に真っ直ぐな完璧な連絡網だった。
それに引き換え、今年度学年委員の私の作った連絡網は何故か矢印が斜めに歪んでいる。
変だな、真っ直ぐに下ろしたつもりだったのだが。
コロナ禍で子供達は趣味の動画編集に没頭している。
画像の編集や加工なんかもした事がなかったが、今回も娘に教えてもらった。
やってみれば、そこまで難しいわけではないのだが、やはりこれも慣れの問題だろう。
出来上がった画像を自分ではかなり気に入っている。
ところで、趣味ではなく、必要に応じてやった編集画像だが、善意でやった割には反応が薄い時がある。たった1人からでもお礼のメールが届くと、何ともありがたい気持ちになるものだ。
その事を娘に話すと、こんな話を聞かせてくれた。
イエス・キリストが10人の病気や怪我を治したらしい。
治った人は喜び勇んで家族の元に帰ったらしいが、たった1人だけ、イエスの元に再度訪れてお礼を述べたのだそうだ。
学校の宗教の時間で習った話だそうだ。
なんとなく、ちょっと状況が似ているから、イエスに親近感を覚えてしまったわ。
それでも聖人だから、私みたいに残念に思ったり僻んだりする事はないのだろう