ザクセン州のドレスデンではシュトレンをクリスマスに食べるなら、バイエルン州のニュルンベルグでは、レープクーヘンを頂く人が多いのではないだろうか。
ハート型の形をしたレープクーヘンは、良く屋台などで見かける。
グリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』が森で見つけた家は、レープクーヘンで出来ていた。
レープクーヘンは別名プフェッファークーヘン(Pfefferkuchen)と呼ばれている。他にも呼び名は色々ある。
蜂蜜と東洋由来の香辛料を原材料としているのもあり、蜂蜜パンとも呼ばれている。
今のように、クリスマス期に食べるというよりは、行事があった際には良く作られ、食べられていたようだ。
横から見た写真
ドイツに来た当初、レープクーヘンを母に送ってあげたら、
「椎茸のカサみたいなお菓子」
と称していた。確かに、、、(苦笑)
知り合いのガールフレンドがニュルンベルグの人で、毎年シュトレンを贈ると、ニュルンベルグのお店で買ったレープクーヘンと一緒に手作りのレープクーヘンもお返しにくれる。
これが美味しいんだよな。
程良い甘さと丁度良い柔らかさで、食べやすい。
シュトレンと同様に、各家庭のレシピがあって、彼女の家直伝のレープクーヘンは私の味覚に合っているのだろう。
味はシナモンが入っているので、シナモン好きな人には堪らないかもしれない。