久々に夜に1人で外に出てみた。
なんの事はない、図書館に本を返しに行っただけなのだが。
結婚してから、夜に1人で外に出る事がめっきり減り、それもあって、帰国した際なんかは、友達と2人で行きつけだった居酒屋に行くのすら、後ろめたい気持ちになったものだ。
夜の街は、また雰囲気が違う。
本当なら今頃は、家族でクリスマス市でグリューワインを飲んだり(子供はインアルコールのホットドリンク)していたのに、今年はコロナ禍でクリスマス市がなくなり、大晦日恒例の花火も禁止されてしまった。
さて図書館は、案の定、1月10日まで閉館だった。
せめて水曜日まで待ってくれたら良かったのに・・・。まあ、仕方ない。
近所のトルコ人が経営している床屋の前には、沢山の人が並んでいた。ここも水曜日から1月10日までは休業となるので、今しかチャンスはない。
クリスマス用にデコレーションされた路面電車は走ってはいるが、内装は普通だし、運転手はサンタ帽を被ってないし、いつもならサービスでレープクーヘンをくれたりするのも、今年はしていない。
イルミネーションも心なしか少ない。
それでもライトアップされた大きなもみの木は、昨年と同じ場所に立っていた。
習い事の帰り道にいつも近くを通るので、倅と2人で「綺麗だね」と言い合っていたのが懐かしい。
バイエルン州では、どうやら8年生まではオンライン授業をしない事になったらしい。
うちはどうせ課題を時間内にTeamsに入れるくらいしかしないだろうから、そこまで変わらないが、がっつり6時間オンライン授業をしていた学校の親はほっと胸を撫で下ろしている人も多いのではないか。
州によっては、既に今週月曜からロックダウンで学校を閉めているから、バイエルンはまだ良心的なんだろうか。
少し残念なのは、今年は娘が日本語能力試験に初挑戦をする予定だったが、コロナでできなくなってしまった。
しかし、次の週にあった別の試験は、試験会場元の配慮で特別に受けれるようにしたそうで、1週間遅かったら良かったのにと悔やまれてならない。
今年、何らかの形で受験生になっている人達のストレスは相当なものだろう。
世界中が混乱したこの日々が、いつか笑い話となりますように。