家の方針で、子供達に小遣いをあげていない。
その代わり、文房具品やお菓子といった、ちょっとした物が欲しい時は、私達が支払う。
こういうタイプはうちの周りでは余り見かけないようで、どの家庭でもお小遣いの額をそれぞれ決めている。
中には、定期的に行われる試験で良い成績を取ったら、ボーナスがもらえるようにしている家庭もある。
小遣いを与えないと決めたのは夫だ。
私自身は小3から小遣いをもらっていて、年を重ねる度、500円ずつ多くなっていた記憶がある。
その代わり、自分の持ち物は自分で購入したし、玩具や本やお菓子も自分で買った。そういうのが嬉しいものなのだ。
さて娘が小学4年くらいの時に、マッサージのバイトをしてくれるか聞いてみた。バイトなので、小遣いではない。たかが10分間1ユーロではあるが、塵も積もれば山となるで結構な金額になる。しかもその内コツを覚えていくからか、マッサージの技術も良くなる。私も疲れが取れるから、まさにウインウインの関係である。
ギムナジウム7年生にもなると、色々と社交に忙しいようだ。
週に1回、友達と昼食を近くのパン屋や食堂で買ったり、帰りにアイス屋に立ち寄り、アイスを舐めながら帰ってきたりしている。
昔はスーパーやドラッグストアに買い物を頼んでも行くのを嫌がっていたのに、今では友達と帰りに寄っているようだ。嬉しそうに話す娘を見て、成長したものだと感慨深い。