コロナで自粛生活を経て、小グループでたま~に隔週で登校する生活に変わったのも束の間、1か月以上の長い夏休みがやって来た。
ドイツの夏休みには宿題がない。
私が小学生の頃には『夏休みの友』という、誰も友達とは思っていない宿題があった。それ以外にも習字、絵画、自由研究、絵日記や読書感想文があり、更には町内のドッチボール大会に参加したり、スポーツ少年団に所属している者は、そちらをこなしながら暑い夏を過ごしていた。
今の日本の子供も、『夏休みの友』こそはないだろうが、きっと色々宿題や課題を出されて、忙しい夏を過ごしているのだろう。
ドイツはそういうのも殆どない。
厳密に言えば、あるにはあるが、学校でもらうパンフレットの一覧を見て自分で申し込みをして、キャンプなりサークル活動なりに参加するのだ。
しかしコロナでそういうイベントもなくなった。
当然里帰りと称して帰国する人達も殆どいない。
小1当時の倅には、長期休暇の際にもらえる復習ドリルがあてがわれたが、ギムナジウムの方は、ほぼ何もなかった。
子供達は家でのんびりするのが大好きなようで、別段友達と遊べなくて寂しいとか愚痴をこぼさない。
娘に至っては、怠け癖が加速したようだ。
夏休みが明け、やっと学校が通常通り始まり、正直ホッとしている。
娘の方は今迄のように怠けれないから、学校に行きたくないとボヤいている。
長い目で見ると、コロナで自宅で過ごした時間も一瞬ではあるが、目の前の現実に不安になり、つい目鯨を立ててしまう私。
母娘の抗争は続く・・・