ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

飛べない雛。

ある日、家の外を掃除していると、小鳥が頻繁に門の近くを飛んでいるのを見た。

不思議に思って近付くと、雛鳥がうずくまっていた。

子供等を呼んで、どうするべきか考える。

 

親鳥がよくここを飛んでいるので、恐らくは心配して餌を運んでいるに違いない。

取り敢えず、空箱に入れ、餌をあげてみる。

雛鳥は飛べないようだが怪我はなさそうだ。瀕死の状態でも衰弱しているわけでもない。。

1羽だけ取り残されてしまったのだろうか。

 

娘がネット検索して教えてくれるに、野生の動物は人間が手を下手に加えない方が良いとの事。

それで空箱を親鳥の目につきやすい場所に縦に置いて様子を見ると、いつの間にか雛鳥の姿は無くなっていた。

夕食後、さくらんぼの木がある庭の辺りから、チュンチュンと鳴き声が聞こえてきた。

まさかと思って窓から覗いてみると

 

・・・いた。

 

あらら、戻ってきてしまったか。

そこはよく鳥の餌になる向日葵の種とかを置いているので、餌場に戻ってきてしまったようだ。もしくは親鳥が誘導したか。

 

しかし、餌のある石台に乗れない?

それとも、まだこの餌は食べられない??

 

それで餌を雛鳥の近くに置いてみた。

食べてくれたら良いのだけれど。

 

暫く様子を見ていたら、親鳥がやって来て、餌を啄んでいた。

 

バタバタとあちらこちらを飛び、それからまた雛鳥の元にやって来て、やがて

甲斐甲斐しいなあ、、、(´;ω;`)

 

あんまり干渉しない方が良いけれど、倅はソワソワ。

あの雛、何となく倅に似てるなあ。。

窓からそっと見守る程度が良いみたいだよと話した。

 

鳥に餌をあげるようになってから、気配をよく感じるようになった。

あの雛鳥が、どうか無事に飛べるようになりますように。

 

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

餌を啄む小鳥。