ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

学級委員選出。

頑張れリーダー君


一部の人にはちょっぴり気にしてもらっている(?)学級委員選出の選挙の話をば。

 

 

現地校10年生(高1)になった娘達のクラスでは、この度、学級委員選出の為の選挙が行われた。

 

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

今年度は男子3人、女子2人が立候補して、その中から学級委員、副学級委員を選ぶ。その際、紙に2名の名前を書いて投票をする。当然、立候補者も投票可能である。

先生が読み上げて、黒板に集計を書くようになるが、万が一、ふざけた投票と見做されたら、それは無効となる。

結果、ふざけた投票が2〜3票あったが、それは速攻で却下されていた。

 

さて投票前に、各立候補者は前に立ってスピーチを行った。

我等がカトリック四人衆のリーダー君も、この日の為に綿密な計画を立て、しっかりと練習していた。

それでも彼の出番になると、声色から緊張が手に取るように伝わったという。

 

投票前に、カトリック四人衆とつるんでいる風見鶏君と2人で、何票入るかとか予測を立ててはしゃいでいた。

 

風見鶏君関連の漫画↓

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

chiriyama-nikki.hatenadiary.com

 

結果は、27票中のたったの3票しか入らなかったらしい。

 

リーダー君は当然自分に入れただろうし、娘は他の人にもチャンスを与えた方が良かろうと思い、リーダー君に1票を投じた。という事は、残りの1票は誰が入れたのだろうか。

恐らくは風見鶏君が入れたのかなと私と娘は予測をしているが、それにしても、嗚呼、なんて事だ。

あれだけ仲良しのカトリック四人衆の3人から、入れてもらえなかったなんて!!!!!

これは裏切りではないか!?

リーダー君は、その日は1日中落ち込みまくっていた。

真ん前に座っている娘にも、負のオーラが漂ってきていて可哀想なくらいだったとか。

 

たかが学級委員の選挙ではあるが、開示前の彼の気持ちを考えると、その落胆ぶりがよく分かる。

否、落選した事が悲しいのではなく、友達だと思っていた人が入れてくれなかったのが寂しかったのではないだろうか。。

 

その夜は、娘と2人で原因を探ってみた。

 

超賢くアイデアが豊富で、企画がどんどん大きくなっていくリーダー君だと、学業が疎かになってしまう。

また、娘クラスは誰かが共通チャットで質問をしても、忘れた頃にポツンと返信が返ってくるくらい、クラス単位での馴れ合いを好まない。ついでに変化も好まない。

クラスの大半は誰かがやってくれるのなら良いけど、自分達で動くのは好きではないと考えている。

変化を好むリーダー君が学級委員になってしまったら、クラス自体が振り回されてしまうのではないか・・・。

 

カトリック四人衆の連中は、幼稚園時代からの付き合いだから彼の思考回路、行動パターンを熟知しているので、自分達の愛するリーダー君の、そしてクラスの為に、心を鬼にして、敢えて投票をしなかったのではないか。

 

・・・と、どんどん妄想が膨らんでしまった。

でもあながち、無きにしも非ず。

 

選挙の翌日は、リーダー君はすっかり元気を取り戻していて、昨年度までやっていた整備係が、お前にはあるじゃないかとカトリック四人衆から諭されていたらしい。(いや、もう既に他の人がなっているけどな)

 

余談だが、風見鶏君は立候補しないのかと娘が聞いた時、彼は

「しても誰も入れてくれないから」

と言った。それも切ないな。。

 

実は私も多方面から足を引っ張られ、当時迷っていた役員2年目の出馬を諦めた事がある。

私が続投したいと思っていた事は一部の者しか知らないし、結局、立候補せずに終わったので、殆どの人は経緯を知らない。

しかし今でも足を引っ張った人達に対しては猜疑心がある。

「やらなくて良かったじゃない。だってほら、こんなに大変なんだから」

と1人からは言われたが、それでも自分でやるかやらないかを決めたかった。

足を引っ張ったもう1人なんて、てめえがした事をすっかり忘れているしね。

やった方はすぐに忘れるけど、された方は絶対忘れないよね。

 

願わくば、どの子供達も力を発揮できる場所で輝けますように。

 

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

 

おすすめに出てきた。

 


www.youtube.com

 

歌詞が良い、ボカロのフカセの声はやっぱり良い、ピアノが良い

とか思いながら、娘に聞かせてやろうとsmsで送ったら、既に知っていた。

 

「嬉しいな。お母さんがここに辿り着いたなんて」

と喜ばれた。