ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

子供にとって良い日は、私にとっても嬉しい日。

昨夜遅くに、倅クラスの女子の保護者から質問smsが、共有チャットにて入っていた。

「明日はリュックサックのみなの?それともランドセルも必要なの?」

今週は、夏休み前の最後の週となり、学校では殆ど授業がない。

上履きも既に先週中に持って帰ってきた。音楽や体育は、どうやら今週はもうないようだ。

 

さて、倅の連絡帳の先週木曜日の欄には

・月曜日にピクニック

・運動場

・飲み物/食べ物

・敷物

と書かれてあった。

因みに、飲み物はジュースやコーラ、食べ物はスナック菓子も可能らしい。

つまり、月曜日にはクラスで運動場でピクニックとなるという話だった。

 

他の女子の親が返信する。

「うちの子はランドセルも持っていくと言っている」

え、、、そ、そうなん?!

じゃあ、ランドセルも一応用意をしておくか。

 

すると、今度は他の女子の親から返信が。

「うちの子は月曜日は普通に授業があって、水曜日にピクニックだと言っている」

うーん・・・(~_~;)

謎が深まるばかりだ。

 

倅に聞いても、「多分」とか「もしかしたら」とか言って、ちっとも埒が開かない。

朝になって、取り敢えず、倅御所望のおにぎりを入れた簡単な弁当と水筒とお菓子と敷物を詰めたリュックサックとランドセルを持って行かせた。

明け方から雨が降り始め、登校時には土砂降りになっていたので、こりゃ、今日のピクニックは無しだろうと思っていた。

 

帰宅後、倅に聞いてみると、教室の中で敷物を敷いてピクニックを決行したらしい。

担任が皆に聞いて、多数決で決まったのだそうだ。

その時、先生が持ってきた『チャーリーとチョコレート工場』のDVDも観て、ジョニー・デップの多才さに驚いていた。

お菓子も弁当もすっかり空になっていた。

「僕だけがランドセルを持ってきていた」

あ、、、そ、そうなの?

ま、いいや。

 

てか、5時間目の図工の時間まで授業がなくて、ピクニックだけをしていたのだろうか?

それも楽しそうで良いね。

 

※※※※※

 

娘が意気揚々として帰ってきた。

本当なら今日は体育祭があり、それに選手として、いつの間にか選ばれていたが、先週の内にできないと断った。

金曜日の体育の時間に、着替えのロッカー室にどうやらお気に入りの帽子を忘れてしまい、意気消沈していた。

もし体育祭に出場していたらロッカー室に行けれるのだけれど、断ってしまった今、どうしたものか。

そんな事を悶々と考えていた娘は、同じように出場予定だった女子に、ロッカー室に行った際に帽子があるかどうかを確認してくれないかとお願いした。

しかし、彼女もまた出場を断ってしまった為に、それは出来ないと言われたらしい。

 

窓の外は土砂降りの嵐。

雷鳴が鳴り響き、体育祭は行われない事が確定してしまった。

年度納めには学校は落とし物を一挙公開するのだが、そこで探してもなかった。

トボトボと歩いていると、体育の先生が通り過ぎるではないか!

「先生!」

と思わず声をかけ、理由を話し、ロッカー室を開けてもらった。

 

普段、使われていない教室や場所は大抵鍵がかかっている為、もし忘れ物や落とし物をした時は、鍵を持っている教職員にお願いして開けてもらわなければならない。

 

果たして、娘のお気に入りの帽子は見付かり、鍵を開けてくれた先生にお礼を言った。

(手癖の悪い子供がいるようで、娘はギムナジウムに入りたての頃、ロッカー室で体育館シューズを盗まれた事がある。名前を書いていたのもあり、結局、1年くらいして偶然見付けたのだが、片方の靴には赤のマーカーで線が入れられていて、かなりショックだった。因みに、こういった手癖の悪い子供は一定数いるようだ。小学校時代の方がもっと多かった)

 

「じゃあ、今日は2人とも良い日だったね」

と話を聞き終えた私が言うと、2人は「そうだね」と笑った。