6月1日に、娘はやっと矯正歯科を卒業できた。
お陰で、とても綺麗な歯並びとなり、娘も私も大満足である。
ドイツでは子供の歯の矯正に保険が多少利くようで、矯正歯科から終了通知が送られてきたら、それと一緒に今迄支払った料金の領収書を保険会社に提出する。
その後、保険会社から私に返金されるようになる。
この終了通知が、3ヶ月経っても来なかった。
終了通知は、治療が終わったらすぐに送られてくる事は、倅の時で分かっていたので、どうしたのだろうと思い、1ヶ月経った頃に電話をしてみた。
出たのは、東南アジア系の女性で、彼女にいつも予約を入れてもらったりしていたので、ある意味、顔見知りである。いつもフレンドリーな対応をしてくれる。
事情を説明すると、10日くらいしたら、そちらに送れると思う。と言うので、その日はそれで電話を切った。
しかし、結局、10日過ぎても終了通知は来なかった。
それで、再度電話を入れてみると、また例の東南アジア人が出た。
聞いてみると、今は立て込んでいるので、もう少ししたら、送れると言われた。
その後、夏休みに入ったりして、治療所も休暇を取ったりしていたので、私も敢えて連絡をしなかった。
9月になっても全く音沙汰がなく、新学期が始まったのを機に、いい加減、そろそろどうにかして欲しいと、またこちらから、昨日の午後に電話を入れてみた。
出たのは耳馴染みのない声で、発音からして、ドイツ人の若い女性のようだ。
もしかしたら、新しい人かもしれない。
事情を説明すると
「今、担当の者が席を外しており明日になったら分かると思うので、こちらから電話をします」
と言われた。それで
「実は、これで3回目の電話なんですよ。どうしてこれだけ長引いているのか、さっぱり分からないのですが」
と少々声を荒げて言ってみた。すると、事情を察知したようで、
「変ですね。普通でしたら直ぐに終わる筈なんですが。明日、担当者からそちらに連絡しますから」
と丁寧に応対された。
さて、翌日の今日。
朝1番に私から電話をした。
ドイツでは、連絡すると言いながら全然内容が伝わっておらず、結局待ちぼうけを喰らわされたりする事があるからだ。
で、この手のタイプは、絶対に電話してこないだろうと思っていたから、こちらから電話を入れてみた。
昨日のドイツ人が出た。
「担当者に伝えたので、彼女から電話をしますので、電話を切ってお待ち下さい」
「いつくらいにかかってきますか?」
「11時か、午後の診察が始まってからの14時30分には、遅くても電話をすると思います」
なるほど。
では、それまで一応待つ事にしよう。全然信じていないけどな。
案の定、15時になってもかかってこなかった。
それで、うんざりしながら再度電話をかけた。
またさっきのドイツ人が出た。
「担当者は電話をしませんでしたか?」
「はい。残念ながらなかったです。この電話で直接その人に話したいのですが、可能ですか?」
電話を取り次ぐと言いながら、暫くすると、またさっきのドイツ人が出てきて
「担当者が、今日送ったと申しているので、2〜3日すれば届くと思います」
と言われた。
本当は、一体何が原因で、これ程時間がかかってしまったのかを問いただしたかったが、このお姉ちゃんは知らないだろうから聞くのを止めた。
どうせ、書類を作って出すのを忘れていただけなんだろうと思うが、こちらが何度も電話をしないといけないって、どういう事で。
てかさ、担当者が東南アジア人の彼女かどうかも実は分からないのだけど(だって、彼女は電話で応対するだけの人の筈なので)、どうして私と話をしようとしないのかも謎。
もしかしたら、担当者は東南アジア人から事情を聞いてはいたが、彼女を困らせてやろうと思って、何もしなかったのか??
まあ、それはただの憶測ですが。
大体どいつが担当者なのか、私は知らんし。
昨日、娘の教科書のカバーを買いに街中まで行った際に、矯正歯科の前を通ったんだよね。
その時でも立ち寄って、直接どゆ事よ💢とでも聞いてみれば良かったかもな。
ドイツって本当に謝らない人が多いよね。
謝ったら負けとでも言いたいのかと呆れるくらい、謝らない。
ここに住んでいるのは、今やドイツ人だけではないので、これは国民性ではないと思うが、ドイツに住んでいる人達から少なからず迷惑や問題を被ったとしても、謝罪の言葉を聞いた事が殆どない。
ごく稀に、そういう人もいるけれど。希少価値なくらい少ない。
まあ、それだから、私なんかでも強くなっていくしかないんだろうなあ。
日本人は謝りすぎるかもしれないけれど、待たせてしまったり自分に落ち度があったら、やっぱり一言謝るべきだし、その方が人間関係が円滑に進むとも思うのだけどね。