ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

海賊になった倅。

8月6日、77年前に広島に原爆投下で命を落とされた沢山の方々の為、子供達と共に黙祷した。

 

日曜日、倅と夫は、2人でプールに出かけた。

気温が低かったので、屋内プールに行ったのだが、帰ってからサプライズをしてくれた。

 

なんと倅が『海賊』になっていた。

 

ドイツでは、小3の水泳の授業が始まる前迄に初級レベル『竜の落とし子』に合格するように、子供達は夏休みを利用して水泳教室に通う。

 

『竜の落とし子』になる為の条件。

・プールの端から飛び降りて、25mを泳ぎ切る。

・肩までの深さの水から、手で物を回収する。(ちゃんと潜れるかどうかのテストですね)

 

となる。

 

倅は小学校入学する前に既に竜の落とし子レベルにはなっていたが、その後、コロナ禍で、なかなかプールにも行けず、次のレベルに進めない状態で小3を迎えた。

引っ越しを機に小3から隣の学区にある小学校に通うようになり、いよいよプールが始まると、なんと倅1人が男子で初級レベル保持者で、あとは女子ばかりだった。

ドイツでは、よく泳げる子、泳げる子、全然泳げない子の3グループに分けられて授業が進む。

従って、倅は黒一点でよく泳げる子のグループで泳いでいた。

時々、新しく昇格した子が入ってきても、全てが女子だったようで、結局1年間、女子に囲まれて泳ぐ羽目になってしまったらしい。

娘の時代も、女子の方が泳げる子が多く、男子は1人か2人だけがよく泳げる子グループにいたらしい。

それも意外というかなんというか。。。

 

倅の小学校低学年時代の場合は、長期ロックダウンで、プールに行く機会がない子供が多かったのも原因の1つだと思う。

ここにも、長期ロックダウンのツケが回ってきている。

 

さて『竜の落とし子』の次は『海賊』だ。

『海賊』になる為の条件

・100mを平泳ぎで泳ぎ切る。

・5mの距離を潜水。その後、少なくとも1mの深さから物体を回収する。

 

この条件を達成したら、『海賊』の称号が得られるわけだ。

 

さて日曜日に、夫と2人でプールに行った倅は、丁度試験官がいたのもあり、そのままテストを受けたらしい。そして見事、『海賊』となった。

いやはや、ビックリしたね。

倅の成長ぶりが単純に嬉しい週末だった。