ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

子供達が好きな公園。

今週のお題「好きな公園」

 

現在14歳の娘は人混みが苦手だ。

更に暑い時にうじゃうじゃ出てくる蟻も苦手である。

そういうのもあって、小さい頃は、近所の公園に人が少ない午前中や朝の内の涼しい時間帯を狙って行ったのを覚えている。

 

10歳の倅は、公園ならば大体何処でも楽しめるようだが、彼の場合は、汚しまくるので覚悟が必要だ。

寒い時期でも近所の川で水遊びをする時もあって、私は毎回肝を冷やしている。

 

さて、そんな子供達が好きな公園は、決まって、日本の祖母が住んでいる街の近所の公園だ。

『鳩の公園』と子供達から勝手に命名された公園で、昔は私や妹もよく遊んだものだ。

当時はまだ遊具が結構あったが、今は子供が遊ぶよりも、憩いの場として様変わりしてしまった。

それでも僅かに残っている遊具で、子供達は一時帰国した折にはよく遊んでいた。

誰かが餌をやるのか公園には鳩が沢山いて、それで『鳩の公園』と私の子供達は呼ぶようになった。

 

公園には、ちゃんとした名前があるにも関わらず、子供の頃にはいつも正式名称では呼ばず(というか、全く記憶にない)、そこにあった遊具や印象深いもの(例えば、鳩がよくいるから、『鳩の公園』というように)で呼ぶようになる。

それは自分の記憶でもある。

私が子供の頃も、タコの形をした大きな滑り台があるので『タコの公園』とか、本物の機関車が置いてあったので、『機関車の公園』と呼んでみたりしていた。

いつも行く『鳩の公園』よりは少し歩かねばならなかったが、それもまた冒険みたいで楽しかったのを覚えている。

 

子供達にも『タコの公園』に連れて行った。

近所に私が通った中学校がある。今でもそれはある。

 

楽しい思い出があると、その公園が大好きになるのだろう。

住んでいる街にも沢山公園があり、色々行くし行ったけど、子供達は今でも日本の祖母が住んでいる家の近所の『鳩の公園』が1番好きなのだそうだ。

それは2人の祖母である私の母との思い出にも関わってくるのかもしれない。