ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

苦手意識の先にあるもの。

よく自分の人生では、何故か理想と違う方向に行く事がある。

その方向とは、どちらかと言えば、苦手で絶対無理、できれば避けて通りたいと思う代物なのだけれども、自分が辿った実績からすると妥当と言えば妥当なわけで。

成り行き上、そちらに行きはするが、苦手意識が手伝って、実行直前まで思い悩んでしまうのである。

多分、どの人もそうなんだと思うのだが、得意分野がそのまま職業になるのは少ないのではないか。

苦手分野に足を突っ込んで後悔しても仕方ない。契約している間は、失敗しないように、ひたすら努力していくしかない。

緊張している時は何とかこなせるが、少しでも安心してしまうと、そこから穴があったら入りたいくらい恥ずかしい失態を犯してしまう。

大抵は補佐やサポートがつきはするが、流石にフォローの仕方が違う。

周りからの評価も素晴らしい。

よせば良いのに、自分の中の僻み根性が湧き出てきて、自分よりもこの人の方が適任なのではないかといじけてしまうのである。

実母に愚痴ると

「あんたは自分を過小評価しすぎだ。もっと自信を持てば良いのに」

と笑われる。

 

そうなんだけどねえ、、、

それができれば苦労はないのだけれど。。。

 

契約期間は大体半年から1年だとして、少しずつ自分で足掻いてみる。

回をこなしていく内に、段々と容量を得てきて、失敗も減っていく。それでホッとして、やっぱりもうちょっとだけ続けてみようかなとか、つい恐ろしい事を考えてしまったりもする。

 

契約期間が切れる直前、どうせ最後だからと玉砕覚悟でやってみた。

人間というのは、これが最後だと思うと、結構大胆になるものだな。知恵が働く。

結果的に、それが功を奏し、高評価を頂けた。

 

今ある状況を生かすも殺すも自分次第。

他人から見ると小さな業績かもしれないが、自分にとっては大きな一歩となる事もある。