ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

蟲師 の感想。

ブロガーのけふおさんからのお勧めアニメ『蟲師』を観た。(ありがとうございます!)

 

ノスタルジックに浸れる音楽と映像美、気だるく儚い不思議な世界に誘われる、そんな感じの話の連続だった。

アニメのみならず、実写映画化やゲーム化もされている。

 

主人公の蟲師ギンコのみが洋装、他の登場人物は和装となっている。

ギンコが旅をする中で、蟲(むし)に蝕まれた人々と出会う。蟲師は、それを治癒する役割を担っている。

1話完結で続きが気になるという事もないので、どのエピソードから観ても、すぐに内容が分かるのも良い。

ギンコという名もそうだが、登場人物の名前も少々変わっている。

それで余計に昔の日本に似た異世界空間かもと思ってしまうのかもしれない。

 

蟲とは一体なんなのだろうか。

それは見えない生命体。動物でも植物でもない生命の原生体。

不思議な幻影で人を侵食していく。

蟲に取り憑かれてしまった人々は、自分の運命を静かに受け入れるからか、その周りにいる人々よりも幸せそうに見えるのも皮肉なものだ。

日本人はムシを腹の中に飼っていると誰かが言っていた。それだけ沢山のムシがつく諺があるのだから、そう言われても仕方がない。

「ムシの声」も、外国人には理解できないという。

日本人は、昔から「ムシ」には敏感だったのだろう。

 

主人公ギンコの緑の隻眼が超絶好み。

あと銀髪ってチートだよねえ、、、

 

 

 

 

 

 

実写版の予告編


www.youtube.com

 

オダギリジョーが主演。

いやはや、イケメンは何をやってもサマになるな。

原作のエピソードをちょっとずつチョイスして繋げた感がある。

これはこれで、良いのではないだろうか。

途中でギンコと共に旅する男がいて、アニメでは1回しか出てこない虹を追いかける男なのだが、実写の中盤はほぼずっとギンコと一緒にいる。

実際に蟲に侵食された者ではないし、比較的、自由が利く立場のキャラクターだから動かしやすかったのかも。