最近は、IT化がかなり進み、無料ダウンロードで子供でも簡単に漫画やアニメを制作できるようになってきた。
娘は自分のタブレットにゲームアプリGachaClubと編集アプリKINEMASTERをダウンロードし、せっせと何やら作っている。
倅も真似をするので、私のタブレットに上記の2つのアプリを入れて、時間を決めて使わせている。時々このブログでも紹介するのがそれである。
そこから入っていったので、普通の紙の漫画やアニメの元祖のようなパラパラ漫画みたいなものは、余り興味がなさそうだった。
娘が4歳の時、日本に一時帰国をする為に夫が彼女の為にデジタルカメラを購入した。
それと同じように、倅が4歳になった時に倅専用のデジタルカメラを購入した。倅のカメラは子供用で娘のよりは安価で、色々と楽しげな機能がついている。
娘と倅では、カメラを撮る被写体が当然違う。
倅は、レゴやプレイモービルのフィギアを少しずつ動かしては撮るアニメ動画のようなものをやって遊んでいる。
ある時、別室で何やらやっているので聞いてみると、アニメを作っているのだと言う。
あとで見せてもらって驚いた。
1枚の紙に男の人の絵が描いてあり、それに少しずつ表情や動作を変えていくのだ。変える度にデジタルカメラで写真を撮る。その後、撮った写真を見るように再生ボタンを押し続けていると、確かにアニメのように繋がって見えた。
レゴやプレイモービルの撮影と同じ手法だが、それを紙でやったわけだ。
通常のアニメの手法やパラパラ漫画のような枚数を重ねるものをイメージしていたから、余計に目から鱗だった。
難点は、1枚の紙でそれらをやっていくので、消したり描いたりしている痕跡が強く残る事だ。
それでもデジタルとアナログで工夫していると感心した。
それと同時に、誰にも教わらなかったのに、自分のアイデアでたった数秒にも満たないアニメ動画ではあったが制作した倅に嬉しくなった。
今日は倅の分散登校の日だった。
帰ってくるのが若干遅くて心配したが、転校生が来て、時々その子と遊んでいるらしい。名前からしてどうやらイスラム圏の子供のようだが、倅曰く、アジア人ぽい顔立ちをしているらしい。
ジャイアン君や倅とも仲良しの男子もイスラム圏出身の両親を持っていて、その子自身が
「僕の顔立ちは少しアジア人に似ていると思う」
と言っていたから、そういう顔立ちの人も多いのかもしれない。
ドイツ語は上手いらしいので、もしかしたら、倅と同じでこちらで生まれたのかもしれない。
いずれにせよ、友達として遊べるクラスメートがいる事に感謝している。