ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

探し物。

私は今、探し物をしている。

 

今朝、夫と娘が夏休みの今、復習をしないといけない。いや、そんな事はしないの言い合いになり、夏休み中にやれと言っていた課題(ロックダウン中にちっとも進まなかったギムナジウムで出されていた数学、英語、フランス語の学習帳)は何処にあるんだ?という事になり、娘と2人で探す始末。

そう、娘は、アニメ発掘に勤しむ余り、勉強を怠り、そして遂には課題を(意図的にではないにせよ)失くしてしまうという暴挙に出たのだ。

 

そして常日頃から断捨離を試みて、時々実践をしている私に何故か矛先が向けられ

「お母さんが捨てたに違いない」

「絶対にそうに違いない」

と2人から言われぬ非難を浴びせられた。全くの濡れ衣である。

 

こう言ってはなんだが、捨てる物も、ある程度は覚えてるので、記憶にないから、絶対に家の中にある筈だ。てか、捨ててないってば!!💢

 

そういえば、失くし物といえば苦々しい思い出がある。

 

博士号を取得してドイツに帰った夫より少し遅れて私は渡独、その後、私達はザクセン州からバイエルン州に引っ越しをした。

 

少し落ち着いた頃、夫の博士号の学位記がないのに気が付いた。

まだ開けていない段ボールの中を隈なく探してみたものの、無い。

よもや義両親宅にあるのではないかと思い聞いてみるが、そんな物は置いていない。息子の物はお前達が全て持っていっただろう。きっと引っ越しの際に紛失してしまったのではないか、絶対にそうに違いない。お前の不手際とまで言われた。

 

博士号の学位記が入っていたであろう筒と修士号の学位記は実家にあるのに、肝心の博士号のがないのはおかしくないか?!

 

成績表の英語版の再発行をお願いする際に学位記の発行もできないか聞いてみたが、勿論できなかった。(そりゃそうだよな〜)

 

しかし数年後、義母がクローゼットの隅の方を掃除していた時に、偶然学位記が発見される事となる。

丁重に新聞の間に挟んで、皺になりにくい場所を考えて保存されたのだろうが、その事をすっかり忘れてしまっていたらしい。当然、私に対する謝罪の言葉は最後までなかった。

ドイツ人は『謝らない民族』なので、その才をそこで遺憾なく発揮したようだった。

 

ともあれ、現在、その学位記は日本から持ってきた表彰状用の額に入れて、壁に飾ってある。

 

※※※因みに、今では義母も随分丸くなり、悪いなと思ったら、キチンと謝罪をしてくれるようになった事は特筆すべきであろう。※※※

 

さて、学習帳を探している内に、今度は別の物も探す羽目になった。

ギムナジウムでは、毎年ソフトカバーで小冊子の記念誌を発行していて、それを見たくなってしまったのだ。

それも一緒に探しているのだが、閉まった筈の物がない。

何故なんだ!!

 

「お母さん、私の大切な物を失くすなんて、ひどーい!!」

と娘は半ば呆れて怒ってはいたが、だからと言って、一緒に探そうとはしなかった。

まあ、良いけど。

 

小冊子を探している最中に、全ての探していた学習帳を見つけ、更には昨年度と一昨年度の小冊子まで見つけてしまった。

 

「ほらね、ちゃんとあるでしょ♪」

と言いながら、娘としばし2冊の記念誌を見比べて思い出話に耽る。

 

残りは今年度の記念誌1冊のみ。

一体何処にあるんだろ。

 

捜索はまだまだ続く。

 

 

◆◆おまけ◆◆

 

「探し物」と言えば、これですよね。


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井上陽水のも良いのだけど、私の中では、こっちだわ。

よくカラオケで真似して歌ったな〜(遠い目)