ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

錬金先生のミュージカル。

錬金先生は、音楽関係の部と演劇部の顧問であり、自身のビッグバンドまで持つ程精力的に活動を行っている。

音楽教師の錬金先生の血と汗と涙の結晶の、そして10年間の子供等のギムナジウムでの教員生活の集大成とも言える今作はミュージカルで、先週水曜日と木曜日の2日、今週月曜日と火曜日の2日の計4日間公演される。(なので今日が千秋楽です)

 

開演時間2時間くらい前から既に行列になっていて、どうやら良い席はもう無いとか。

会場となる玄関ホールを目一杯使い、1階の一部と2階フロアに観客席を設け、更に生オーケストラ、生コーラス、プロのような音響器具を配置、メインキャストにはヘッドセットがあるので、充分に音が拾えるようになっていた。

主役は娘もよく知っている学校でモテ男の誉高いイケメン君。(本当にイケメンでした)

キャストにはアマチュア劇団に入っている女子もいるし、ダンサーには3歳からバレエを習っている女子がプリマで踊り、バックダンサーの振り付けも全て彼女が担ったとか。

娘達テクニック部が手掛けた大道具が映え、なかなかのインパクト。

実に3時間(アンコールを入れると3時間半!)、歌って踊って超本格的でプロ顔負けの圧巻パフォーマンスを繰り広げていた。

 

いやはや、てっきり学芸会に毛が生えたくらいにしか考えていなかった自分が恥ずかしい。

こんなに凄いとはな。

中高生のマジなパワーを侮っていたわ。

勉強も忙しかっただろうに、素晴らしい公演で、観客は総立ち、拍手がいつまでも鳴り止まなかった。

 

実に150人程の生徒達が携わった学校あげての一大イベントが成功したのは、錬金先生の手腕もあるが、彼が顧問をしている各部が、それぞれのパートを完璧に仕上げたからだと思う。

 

錬金先生はこれを最後に、この学校を去る。

そして市内の私立の音楽に力を入れているギムナジウムの校長に就任するらしい。

最後に差し入れとして、クッキーの詰め合わせを娘が先生に手渡した。倅と娘と先生の3人で記念に写真を撮らせてもらった。

 

良い先生が去ってしまうのは残念だが、ここで先生が有終の美を飾れた事に安堵し(あと1日あるけど。きっと今日も大成功に違いない)、生徒も保護者も楽しい時間を過ごせれた事に感謝している。

 

 

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