倅がギムナジウムに入学して怒涛のような1年だった。
娘の時なんかもそうだったが、始めは成績が良くても、段々と落ちてきて、結局、個人の平均点がつく最終成績表は3になったり、最初に成績が悪くても、徐々に追い上げていき、最後には3になったりと、同じ3であっても、それぞれ経緯に違いがある。
「今回の成績は、絶対に1だと思う」注 ドイツでは1が最高、6が最低の成績です。
と声高らかに自信満々に話していた生徒が実は6を取っていた事が分かり、泣き崩れて友達が慰めないといけなかったという話も聞く。
ずっと6ばかり取ってしまい、最後には先生から皆の前で
「これ以上6を取ったら落第するか、レアルシューレに転校になってしまうよ」
と言われてしまった子供もいた。結局、彼女は翌年にはいなくなっていた。
現在6クラスある倅の学年でも、年度初めから5年生を繰り返した生徒や、年度途中で6年生から5年生に降りてきた生徒もいた。
そしていつの間にか、生徒数が減っていき、クラス数も変わっていくようになる。
現に4クラスあった娘の学年は、今は3クラスしかない。まさに鎬を削っている感が否めない。
7月は試験があるにはあるが、他にもイベントが盛り沢山となる。
今日は娘は担任の先生と有志で、野外で演劇鑑賞をする。金曜日には美術の先生から直々に申し出があり、美術関係の展示会に行くとか。
どちらも夜9時頃に帰ってくる事になるのが少々心配ではあるが、もし何かありそうなら、路面電車で迎えに行くようになる。
倅は来週半ばに部活動の一環として、自然博物館に遠足に行く。
それから日本語補習校でも、1泊2日の合宿がある。
それから学校あげてのミュージカル公演。娘達が携わった大道具を観ながら、芝居を楽しもうと思う。
◆◆◆おまけ◆◆◆
アナベル。
今年は大きく美しく咲いてくれた。