ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

イースター休暇最終日。2023

イースター休暇の後半から雨が降り、どうやら週明けも半ばまでは雨模様となるようだ。

そのせいで気温が10度前後ではあるものの、晴れた時に、室内で挿木から鉢植えしていた犬の糞害防止用の植物コリウス・カニナハイブリッドを3株、北側の花壇に再び植えた。

 

霜に当たると枯れてしまう為、昨年、寒くなる前に、一部の挿木を鉢植えで育て、冬越しをさせたのだ。

本当はもう少し暖かくなってから植え替えをした方が良いのだろうけれど。

先日、植え替えして様子を見ているが、状態は悪くなさそうだ。

 

コリウス・カニナハイブリッドは這うようにして大きく伸びるので、結構なスペースが必要となる。

去年は6株も購入した為に、ラベンダーとコリウスしか入らなかった花壇だが、今回は3株のみを植え替えしているので、他の植物も入れるようになった。

個人的には、コリウスがある場所は冬には無くなってしまうので、無くなっても花壇が寂しくないようにしたい。

とはいうものの、私はガーデニングが苦手で、適当に買って植えているので、見た目が決して良いとは言えないのが難点だ。

 

3月頃に、2つ植えているラベンダーの1つが、糞犬に荒らされた事があった。

その証拠に、荒らされた付近には犬糞があり、全く不愉快極まりない。

結局は民度の低い飼い主の責任ではあるものの、この付近を犬の散歩で通る人が多く特定がつきにくい。

因みに以前、こちらが注意した飼い主の犬ではないのは確かだ。それだけが救いである。

 

つい最近、国際結婚をしてこちらに引っ越してきた日本人女性に、その話をしてみると、大きく頷き賛同してくれた。

「私の旦那さんが、外国人(何処とは敢えて書かないが)が多いと、そうなりやすいと言ってました」

聞けば、彼女の義両親宅付近もそういった被害に遭っているようだ。

 

確かにそれは一理あるだろうと思う。

今やドイツは難民移民国家で、学力の低下、犯罪率の高さ、学校でも習い事でも近所でも問題視されている。犬の糞害なんて、まだ可愛い方だ。

社会福祉事務所に勤めている友達は神経をすり減らし、小学校の先生は頭を抱えている。ドイツ語講師をしている友人は、生徒達の余りの態度の悪さにいつも苛立っている。PTAの役員さんは一部話の通じない保護者に、何度も繰り返し、同じ言葉を伝えている。

 

外国人を差別するつもりはない。ここでは自分も外国人の1人だから。

だからこそ、自分の振る舞いには充分注意をしなければならないと思っている。

 

関係ない話だが、察知する能力というのは日本人は他の外国人以上に備わっているのではないかと思う。

例えば、危険を察知する能力なんかもそうだけれど、今ここでは何をした方が良いのかを察知できる人が多いのではないだろうか。

だからかもしれないが、長い滞独生活で「アジア人」である自分が侮蔑された事はあっても、「日本人」の自分は差別や侮蔑はされた事がない。私が日本人だと知ると、とても親しみを込めて接してくれるからだ。

それは今の日本のアニメや音楽、文化だけでなく、先人達が遺してくれたものも大きいのだと思う。

だからせめて自分達の子孫達もそうであってほしいと願いながら、自分も日々、先人達に恥じない行いをしなければと肝に銘じている。

 

 

◆◆◆おまけ◆◆◆

 

この間、スーパーマーケットで見かけて、色に惹かれて購入したサキシフラガ。

高山植物だそうで、日陰+乾燥を好むとの事。

春に花を咲かせ、夏〜冬は緑の葉のみになるらしい。

というわけで、北側の花壇に植えてみた。