ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

それぞれの遅刻模様。

 

娘の通うギムナジウムは学区というものがなく、近隣の街や村からも登校している生徒が少なくない。

引越し前に住んでいたアパートはとても近かったので、徒歩10分程で行けれたが、引越し後は3km以上距離がある為、登校は親タクで、下校は路面電車とバスを乗り継いで帰ってくる。

夏は自転車での登下校や、バスに乗り遅れてしまった場合、徒歩で帰ってくる事もある。

 

そんなだから、しょっちゅう遅刻してくる子供もいるらしい。

例えば、娘のクラスのライバル君は、一旦帰ると、もう交通手段がなくなってしまうような田舎に住んでいるので、バスや電車の乗り遅れには気を付けているようだ。

冬場は特に電車が遅れる確率が高いので、1本遅れると、下手すると、30分から1時間くらい待たなければならない。

余りにも遅刻が多いから、先生が怒って

「次に遅刻したら、親に連絡する」

と言ったそばから、別の子供が遅刻してきた、という事もしばしばあるようだ。

 

とはいえ、生徒達だけに原因があるようにも思えれない。

ドイツの鉄道は冬場は特に時間が遅れる事がよくあるし、普通でも時間にルーズな人が多い。

時間や約束を守るのが馬鹿らしくなるくらい呆れる事も度々あった。

例えば、注文していた荷物が〇日に到着するという知らせが来ても、待てど暮らせど来やしない。

変だなと思っていると、いつの間にか郵便受けに紙が入っていて、預かり先が『ゴミ箱』になっていた。

驚いて当時住んでいたアパートに設置してある分別ゴミバケツの1つを開けてみると、そこに小包が入っていた。

呼び鈴を鳴らす余裕すらなかったのだろうか。やれやれ

 

話は変わるが、私達が家探しをしている時、隣町郊外も候補にあった。

しかし、そこを断念したのは、交通手段が余りに少なすぎたせいだった。

ライバル君の話ではないが、その家の近くにバス停があってもスクールバス専用となり、大人はバス会社に電話をして来てもらうようになる。

そして15時が最後のバスとなるので、それ以降はバスの利用ができなくなってしまう。

夏場なら陽が長く、自転車で通う事もできるだろうが、冬場はすぐに暗くなってしまうので、流石にそれは難しい。しかも習い事は夕方や夜になるから、これはかなりキツい。

夫は、2台目の車を購入して、私が乗れるようにさせたかったようだが、長年ペーパードライバーの私がまた車を乗るようになるのは、かなりハードルが高かった。

それで結局、その家を諦めた。

現在住んでいる家がある場所は、郊外といえど、市街地にも近く何よりも交通の便が非常に良い。

全ての必要な物が徒歩で行けれる距離にあり、容易に手に入るのがありがたい。

 

さて、子供等は軽い風邪で、結局、今日は学校を欠席した。

倅の宿題を持っていき、今日の分をもらってきた。

娘の場合は、友達が写メで送ってくれるようになる。

今は風邪が流行っているので、欠席者も多い。

冬休みには、また義母宅に行くようになるので、それまでには回復して欲しいものだ。