ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

不思議な光景。

買い物から帰る時に、いつも通る道がある。

そこは大きな通りに出れる場所に駐車スペースを設けており、幅20〜30cm程の細い路地がある。

細すぎて、大抵の人はその路地の上を歩かず、駐車スペースの傍を結局歩くようになる。

その路地上に、今朝は蝸牛が眠っていた。

 

否、眠っていたように見えたのだが、どうやらそれは眠っているわけではなく、殻だけ残された姿だったようだった。

 

それに気付いたのは、その光景が余りにも異様だったからだ。

その狭い路地に、実に1.5〜2m間隔で、蝸牛が1匹ずつ置かれてあったのだ。

今迄に一度もそんな光景を見た事がなかった。

路地は約10m程の長さがあり、そこにポツンポツンと蝸牛の殻だけが残されていたのだ。

初めは眠っているのだろうと思っていたが、1つの蝸牛が裏返しになっていたので全てを納得した。

 

これは猟奇殺蝸牛に違いない。

 

その瞬間、私は頭に電撃が喰らったような感覚に陥った。

一体誰がこんな残酷な事をするのか。

ある蝸牛はフェンスに挟まれている状態になって剥き出されてしまったようだ。

 

そのような無惨な姿になっていても、殻だけ見ると、まるでそこに眠っているかのように安らかそのものである。

その鮮やかな手口に、私は心ならずも、感心してしまった。

 

蝸牛の天敵は沢山いる。

その中のどれか、もしくは、全く予想外の誰かだろうか。

謎は深まるばかりだ。

 

※※自分の中では、その一角は緑に囲まれているので、蝸牛が多く繁殖してしまった為、駆除されたのかも??と予想している。塩を撒いたら、ナメクジみたいに体だけ溶けてしまうんでしょうか?