ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

漢字の話。

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夫は狼が大好き

昨日降った雪が今日には溶けていて、残念ではあったが、外は相変わらず寒い。

それで今日は1日中、家族とまったりと過ごした。

 

第2次世界大戦中にあったポーランド兵とヒグマの心温まる話から、熊の漢字について夫が

「能がある四つ足と教えてもらった時には、そのセンスの良さに感動した」

と言っていた。

 

ヒグマの話は前半にあります↓


www.youtube.com

 

夫は日本で日本語を学び、試験を受け、日本の大学に留学した。

その時に、日本語教師に漢字を教えてもらい、動物が好きな夫はとても感銘を受けたのだと言う。

 

倅が、夫の好きな動物のオオカミを思い浮かべたようで

「じゃあ、オオカミは大きい神様なの?」

と聞いてきた。

そういえば、夫も同じような間違いをしていたなあと思っていたら

「オオカミにも、クマみたいなセンスのある漢字ってあるのか?」

と夫に質問をされてしまった。

それで

「良いケモノで、狼となるんだよ」

と教えると、とても喜んでいた。

※※ケモノヘンはイヌヘンともなるので、『良いイヌ』で狼とも読めますね。

 

グリム童話なんかで悪名高くなってしまっているが、実際の狼は群れを成し、仲間想いで感情豊かな動物だという。

漢字の謂れは分からないけど、大昔は狼は悪い動物ではなく、寧ろ良い動物として定義つけられていたのかも!?

オオカミは犬の祖先だというしな。

 

漢字はこうやって色々なものに関連付けられるから面白い。

どういった経緯でこの漢字になったのか、想像力を膨らませる事もできる。

戦後、アメリカに漢字を廃止させられなくて良かったと、つくづく思う。