急展開だ。
昨日の昼過ぎに小学校の担任からメールがきて、我が街も数値が下がってきており、どうやら明後日から分散登校となる予定。
はっきりとした事は明日にならないと分からないらしいが、こういう連絡を現時点でしてくるのは、恐らくほぼ確定という事か。
倅は早速火曜日から登校だ。
あれ、ちょっと待って!?
倅は確か水曜日にチンチラの研究発表があるではないか。
担任曰く、もし翌日のオンライン授業最後の日にオンラインで発表をしたいなら、申し出てほしい。それ以外は、登校日に学校でやる事になる。
それであれこれ考えて、倅にも聞いてみて、月曜日にやると言うので、担任にメールを送った。
というわけで、直前までしっかり練習をさせた。
ネイテイブの夫や娘も視聴してくれ、最終チェックをした。
発表って、皆さんはどうやって練習しますか。
こちらのブログでも、色々な活動をしている人を見かけます。本業の傍ら、音楽活動やYoutubeを発信している方もいらっしゃる。
私自身は何度も音読して、自分の言葉として使えるようになるくらい練習する。
日本語の場合、これでなんとか応用が効くが、ドイツの大学で死ぬ程、研究発表をやっていた時は、それでもちっとも上手くいかなかった。性格もあるのだろうとは諦めているが、そんな自分でも、一時期はドイツ語講師を外国人相手にやっていたのだから慣れてくるのかもしれない。
倅の場合は、自分の良い点、悪い点を客観的に見えるようにする為、ビデオに録画して、それを一緒に見た。
それと、実際に評価の仕方を見せた。これは小学校の先生から紙を渡してもらえており、自己評価と保護者の評価を具体的に記すのだ。
例えば
・始めの挨拶、終わりの挨拶をしたかどうか
・タイトルを言ったかどうか
・はっきりとした大きな声でゆっくり話したか
・プラカードと自分の立ち位置はどうだったか
・アイコンタクトを取れたかどうか
・クイズはあったか
・質問された事にちゃんと答えれたか
これらの項目を更に4段階評価に分けていて、点数をつけるようになっている。
因みに自己評価の場合は、3段階評価となる。
さてドキドキしながら当日を迎えた。
倅は例によって例の如く、1番最初に挙手マークをつけ、1番最初に発表をさせてもらえた。
その前に、しっかりと練習をし、最終チェックまでして入念な準備をしたからか、ありがたい事に称賛の声を頂いた。
プラカードが画面越しにもしっかり見え、チンチラTシャツをこの日の為にわざわざ着ているのもツボだったらしい。褒めてくれた。
先生的にはクイズが面白かったようで、本当は子供達ではなく、自分が答えたいとすら思ったらしい。構成も発表の進め方もしっかりしていたと評価して頂き、ホッと胸を撫で下ろした。
他の子供達からも褒めてもらえ、倅は嬉しそうだった。あれだけ頑張ったものね。嬉しいよね!
ただ1人、例の倅を苛めていたトルコ人のクラスメートだけが、
「倅君はいつも、エーエーばかり言っているから、理解しにくかった」
と批判した。
すると先生がすぐさまフォローに入った。
「気にする必要は全然ない。貴方がどれだけ練習したか、本当に良く分かっているから。それは貴方の発表を見るだけで分かる。ただ1番目にやったから緊張もあったから、どうしても早口になってしまったのよ。だからもう少しゆっくり喋るように心がけたらパーフェクトだよ。それに貴方は、クイズや質問にちゃんと答えれた。という事は、貴方はチンチラのスペシャリストになったのだから何も気にする事はない」
ここまで言ってくれて、隠れて聞いてる私の方が涙が出るくらい嬉しかった。
先週の発表では、発表した子供に対して批判をした子供に対し、
「批判をする前に、まず何処が良かったかを褒めよう。それから批判を言うようにした方が良い」
と注意をしていた。
確かに、子育てなんかでも、叱る前に褒めた方が子供も素直に聞きやすい。
まあ、この子供は先週の発表時には視聴に参加しなかったので、先生のこの忠告も知らなかっただろうしな。倅は逆にこの子供の発表に対して、褒めていた。
娘にも夫にも報告したら、自分の事のように喜んでいた。
エーエーばかり言うのは、緊張もあるが、吃音が出てしまうんだよね。
でも担任が言うように、全然気にしなくて良いよ。
良くやった、倅よ💮
お疲れ様!
次は娘の発表だ。
こちらも気になるが、練習風景を見せてもらえないので、フォローができないが、娘の持ち前の度胸で乗り越えていってほしいものだ。