ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

蛙の子は蛙

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学校や幼稚園、更には習い事なんかで休み時間中に、さり気なく子供の様子を覗いてみて、時々心配になったりする。

 

自分の子供は、どうして他の子供と離れているのだろう?

そういえば、家にも友達を連れてきた事がなかった。(うちはアパートの関係で、連れてきてもらっても、家の中では遊べないのだけど)

うちの子、もしかしたら誰とも遊べてないのではないか?

 

そんな風に不安が過ぎる。

 

友達からしょっちゅう誕生日会に招待されている娘なんかでも同様で、これはもう、そういうものなのと思うようにしているが、始めはどうしても神経質になってしまっていた。

 

しかし、ふと我に返ると、自分も同じだと気付く。

 

以前通ったドイツ語講師の研修では、休憩時間にはいつも1人でいたし、その方が本当に気楽だった。

たまに他の人の話に加わりはしたものの、それが毎回になる事はなかった。

その研修にはドイツ人以外の人達も沢山いたが、基本は皆ドイツ語で会話する。

良いクラスだったと思う。

最後に講師も一緒にご飯を食べてお開きになったが、WathsAppでは今でも繋がっていて、たまに連絡が入る。

中には、マウントの取り合いがあったり、講師が問題視する程荒れるクラスもあるのだ。

クラスのカラーにもよるが、私は受け持つクラスや学生時代のクラスに恵まれている事が多かった。これは本当にありがたい事だ。

 

娘はクラスに恵まれていると思う。

例え、嫌いなクラスメートがいても、それをスルーできるし、他の友達と遊ぶ事もできる。

しかし倅は微妙だ。

倅の場合は、先生との相性もあるので、結構大変だと思う。

たまたま自分と相性の悪いクラスメートがいるクラスに当たってしまうのだろうか。

クラスメートには恵まれても、先生が倅にネガテイブな印象を持ち、それをあからさまに態度に表す事もあった。

「今日どうだった?」

と聞くと

「1人でいた」

と話す事も多かったが、

「1人でも楽しく遊べたよ。僕、こういう事をやって遊んだんだ」

と教えてくれたので、

「良かったじゃない!楽しく遊べたのなら、それで充分だよ」

とよく言っていた。

 

今日は倅の方が最初にオンライン授業を始めた。

休憩時間になったので、倅は部屋を飛び出して、レゴブロックで遊び始めた。

先生が小グループにしてくれたので、女子グループは賑やかだったが、男子グループになると、途端に静かになっていた。

男子の場合、特定な子とだけ雑談をするケースが多かった。女子の場合は

「あなたはどう?」

と話に加われない子にも振れる気さくなタイプもいる。

 

娘に

「休憩時間は娘のところでも小グループにしてくれるの?」

と聞くと

「うん。でも私も倅君と同じで、すぐに何処かへ行っちゃう」

と答えていた。娘もボッチでも平気なのだ。

 

確かに、、、

 

客観的に見ると、1人で寂しくないのかなとか、うちの子、友達がいないのかなとか心配になってしまうものだが、当の本人達はそこまで不安になっていないのかも。。。