1月6日は東方三博士の日だ。
この日、救世主誕生の星に導かれ、ベツレヘムのイエスの元を訪れた3人の占星術の学者が、それぞれ黄金と乳香と没薬を授けたという。
ただドイツ語では、『博士』ではなく、『王』となっている。
しかし占星術の学者であるなら、王より博士の方が正しい翻訳な気がする。
それで、1月6日は第三聖夜とも呼ばれていて、この日にドイツではクリスマスの飾りを閉まったり、クリスマスツリーもこの日以降に外に置いておく。業者が回収しにくるのだ。
因みに1月1日は第二聖夜、そして第一聖夜は12月24日となる。
そういえば、昨年12月21日には三博士が見たと言われている星の連なりが出現した。
前回は1623年。
次回は400年後に現れるのだそう。
こんなのを突然見たら、そりゃあ、びっくりするよね。
まだ義両親が元気だった頃は、毎年クリスマスイブに教会に同伴し、牧師の説法を聞き、子供達のキリスト誕生の芝居を見たりした。
寸劇は、ヨセフとマリアが宿を借りようとして、何処も満室で、馬小屋に泊まるようになるところから始まる。
それから三博士が星の道標を見て、それに導かれるままに馬小屋を訪れる。
この三博士の1人がどうやら黒人だったようで、顔の色を黒く塗った子供が必ず1人いる。
彼等がイエス誕生に際し、贈り物を授ける。
白い服を纏った天使役の小さな子供達が火がついた蝋燭を持って静かに現れる。
イエスの誕生を祝って劇は終わる。
今回はロックダウンで、礼拝も中止となった。それで、義母と一緒に後日テレビ中継を観た。
讃美歌も距離を取って、少人数で、しかもマスクを着けて歌っていた。(マスク無しもいたけどね)
そしてこの三博士の日でクリスマスがお開きとなるのだが、北ドイツはプロテスタントだからか、祭日にはならず、普通にスーパーが開いている。
カトリックの南ドイツやオーストリアは祭日となる。
なので、この日は少々気をつけねばならない。祭日だと、買い物に行けなくなるからだ。
ところで昨日の時点では、どうやら1月末までロックダウンを延ばすようになるようだ。学校の方はいつから登校となるか、バイエルンはまだ分からない。
州毎によって変わってくるので、こちらも用心しなければならない。