ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

先日起こった悲劇に思う事。2024

楽しい時期にこんな記事を出すのはどうかと思うけれど、、、

 

先日、ドイツのザクセン・アンハルト州のマグデブルグのクリスマス市で起こった惨劇が、どうやら日本でも報道されたようなので、少しだけ言及しようと思う。

 

まだご存知ない方はこちら↓


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先日、私が友達と一緒にアウグスブルグのクリスマス市に行った時、沢山のパトカーや警官がいた。

噂では、アウグスブルグにテロ予告が入ったとか。

結局、そこでは何も起こらなかったが、ともすれば、巻き込まれる可能性もあったかもしれない。

定期的に日本の領事館からは、毎回、人が沢山集まる大きなイベントには、テロ関連に巻き込まれる可能性があるから気を付けろと注意喚起のメールが来る。

 

ドイツは大量に移民難民を受け入れた結果、以前のような国ではなくなった。

私のブログでは、敢えて登場人物の国名を書くようにしているが、それは読者の方に、こんなに沢山の国の人がドイツの小さな街にいて、ドイツ語で授業を受けたり生活をしているのだという事実を知ってもらう為でもある。

倅は難民出身のクラスメート達に、彼等のドイツ語力がない為に誤解を受け、執拗に苛められた経験がある。必死の訴えも学校側は目を瞑り、クラスに苛めはないと言われ、そして辛い思いをした倅のみ、児童精神科に行く事を勧められた。

ドイツ人の友達ともよく話すけれど、共通の意見としては、国は、特にドイツ男子の弱体化でも狙っているのではないかと疑う事が多くなった。

 

メルケルが大量に難民を受け入れた時に、娘のクラスメートの父親(トルコ移民3世くらい?)が、とても危惧していたのを思い出す。

移民に対して今でも偏見があるのに、似たような顔立ちの同じアラブ系の難民が入ってくる事で、もっと治安が乱れ、更に偏見が強まるとでも思ったのだろう。そしてそれは実際に起こっている。

私がドイツ語講師をしていた時、生徒だったパキスタン人の男性が同じ事を言っていた。

彼はドイツにとても感謝しているし、そのつもりで生活をしているが、一部の少数の愚かな移民難民達が起こす暴動の為に、自分達まで同じ目で見られるのが辛いと言っていた。

昨日の記事のイラク人一家もそうだが、このパキスタン人も戦火を逃れ、大火傷を負った息子さんの緊急手術の為に、他の家族をパキスタンに残して2人でドイツにやって来た。自分も傷を負っていても必死にドイツ語を勉強し、仕事を持てるまでになった。

偶然再会したのは、彼の職場のインドレストランだった。

私達一家が食べに来ているのを裏で見た彼は、自分のポケットマネーから出して、デザートを招待してくれた。

きっと世の中が平和なら、彼等もドイツに来る事はなかっただろう。そしてもっともっと良い人生を送っていただろう。

 

今回のクリスマス市の惨劇以外にも、随分前に年末に起こったケルンの強姦事件、バーデン・ヴルデンブルグ州に向かう電車の中でナイフを振り回した傷害事件、ミュンヘン中央駅で、4〜5歳の男児が襲われた事件、バス停で待っていたトルコ系の女子中学生をナイフで刺した殺傷事件等の、自分の中で衝撃を受けた難民がからむ事件は、ここ最近のものだ。

前述した善良な人達も確かにいるけれど、とにかく移民難民が引き起こす事件が多すぎる。

そして捕まっても精神疾患だからとかで、すぐに無罪になったりするし。

 

動画のコメント欄の長年ドイツに住んでいる日本人が書いた話を読んで、激しく同感した。

勿論、外国人が少ない地域もあるにはあるが、大抵は何処を見ても外国人が歩いている状況だ。私自身外国人だし、夫もドイツ人ではあるものの、旧東ドイツ人なので、旧西ドイツ人とは異なるメンタリテイを持っている。だからこそ、郷に入れば郷に従えだと思うのだ。

 

子供の学校には移民難民出身者が多い。一体何処にドイツ人がいるのだろうと疑問に思ったくらいだ。

しかしクリスマス市に行くと、ドイツ人が沢山いて、束の間の休息時間を友達や同僚と一緒に楽しむ姿が見られ安堵した。

そんな幸せなひと時を奪ったサウジアラビア難民の男を許せないし、もういい加減、国も目を覚ますべきと憤りを感じる。

日本でもクルド人、中国人、朝鮮人の問題がある。

過去の戦争の贖罪とか体裁とか、色々な政治的な事情があるだろうけれど、自分達の国民をまず守る事が先決ではないだろうか。