ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

とんでもなく良い日。

土曜日。

夫が遠方の義母の所にいる為、子供等を連れて今年最後の補習校に電車に乗って行ってきた。

 

電車の窓から朝日が見れた。

一面の雪景色にウットリしていると、子供等の毎度の喧騒もそこまで気にならなくなった。

 

 

子供等が補習校で勉強をしている間、ミュンヘン市内で腹ごしらえ。

前から気になっていた場所でホットサンドを頂く。

美味しかった。

今度は家族で行こうっと。

 

帰りがけ、とんでもないハプニングに見舞われた。

中央駅は随分人がいて、ごった返していた。

どうやら電車が雪のせいで来なくなったようだ。

 

当然、私達の電車もなくなってしまい、特急列車に乗って帰るしかない。

しかし、いつも利用するバイエルンチケットだと鈍行のみの利用となり、特急列車には乗れない。

それで余分にチケットを購入して、特急列車に乗り込んだ。

 

 

 

この辺で何だか変だと気付く。

 

もしかして、、、ひょっとして・・・・

 

 

( ̄◇ ̄;)

 

電車を間違えてるがな!!!

 

もう笑うしかない。

思わず、下車した駅名を写真に撮ってしまった。

 

ミュンヘン中央駅までトンボ帰りだ。やれやれ

雪が降る寒空の下、震えながら30分程待った。

 

すると英語でおねーさんが話しかけてきた。

メキシコ人でベルギーで働いているとか。

ドイツにはいつか遊びに来たいと思っていて、やっとそれが叶ったと。

すると私達と同じように電車を乗り間違えてしまい、慌てて外に出たらしい。

というのを娘と2人で談笑していた。

彼女はどうやら母親か親戚らしき女性と来ていて、また月曜日から仕事よと笑っていた。

 

ミュンヘン中央駅に着いてから彼女と別れて、インフォメーションで1番早い電車を聞く。

「あと4分で出発する特急列車がある」

 

大急ぎで電車に乗り込むと、またあのおねーさん達がいて、娘を見ると手を振ってくれた。

娘がこんなに上手に英語で会話ができるなんて驚いたし、頼もしかった。

 

私達の駅で降りた時、ふと彼女達の母国語はスペイン語だと言っていたのを思い出し、彼女達の座る場所の窓の外で

「アスタラビスタ!」

と大きな声で言ってみた。

彼女達に通じていたら良いなと思いながら。

 

しかし、私達の駅に着いてからも受難が続く。

今度はよりによって、私達が乗るべき筈の路面電車が来ない!∑(゚Д゚)

どうやらクリスマス市の天使の演目がその時間帯にあるようで、それが済んだら電車が来るのだとか。

更にデモがあったようで、警察官が沢山来ていた。

デモ隊の音楽を聴きながら、待つ事20分・・・

 

やっと路面電車が来た!

 

なんとクリスマスデコを施した路面電車だった。

ラッキー♪(*^◯^*)

 

 

クリスマスソングをBGMに路面電車は走り出した。

 

 

本当なら、とても疲れてしまう状況だったのに、どういうわけか今回はとても元気だった。てか、妙に前向きだった。

 

雪景色に輝く朝日を見たからかな。

美味しいホットサンドを食べたからかな。

今年最後の補習校だったからかな。

 

-10度の中、震えながらずっと待たされたのに、私が考えたのは

「ブログのネタになるじゃん!」

だった。

 

おまけに滅多に乗れないクリスマスデコの路面電車にも乗れたし、そうそう、倅にとっては初の、娘にとってはとても久し振りの特急列車にも乗ったし、これはこれで楽しい経験となったようだ。