ドイツでは現在、スーパーマーケット、ドラッグストア、薬局という生活必需品を扱う店以外は、2Gルールになっている店舗が多い。
2Gルールというのは、ワクチン接種済、もしくはコロナからの恢復者のみが出入りできるという規則だ。
その前は、長時間かかってテストを受けて証明された陰性証明書を提示すれば入れたが(3Gルール)、今ではそれも不可能となってしまっている。
この陰性証明書を受けるテストも、昔は無料で行われていたが、その後は有料になったり、週1回は無料で受けれるが、あとの日は有料にするとか、とにかくコロコロと変わっていて、国民は当然振り回されっぱなしだ。
2Gルールはワクチン未接種者にワクチン接種を促す為にやっている政策のようだが、最近では、ワクチン接種済者もコロナ陽性者が出てきているし、こういった締め上げは無意味な気がする。
更にはワクチン接種、及びコロナ関係に対するデモが全国各地で起きている。
こういった強制するようなやり方では反発を招くだけなので、やめた方が良いと思う。
2Gルールは子供には適用されないので、どうしても必要な場合は、親は外で待って、子供を買いに入らせたりしている。
友達は自分の子供に買い物に行かせたらしい。
店員もそこは心得ているようだ。
まるで初めてのお使いのようだな。(因みに、酒や煙草は未成年に売るのは禁止されています。念の為)
ところで、コロナ関係で移動性のあるデモを、コロナ散歩と呼んでいる。
そういえば、その昔、旧東ドイツ、ライプツイッヒで始まった月曜デモ。
これがきっかけの1つとなり、壁が崩れた。
毎週月曜日に政治・社会運動となる大衆運動が行われ、20万人の参加者が集まったという。
主に自由選挙と旅行の自由化を主張していたとされる。
こういった経緯もあるから、ドイツ人は特に、自分の自由が脅かされるのを嫌う印象があるのだろう。(実際、自由を愛する民ではあるな)
ともあれ、コロナ散歩やら月曜デモやら、ドイツ人のネーミングのセンスには感心させられるな。