うちは姉弟喧嘩が激しい。
4歳離れていても、性別が違っていても、とにかく喧嘩は日常茶飯事だ。
その分、仲が良い時はずっと二人でごそごそやっているのだが、これはどの家庭でも同じかもしれない。
夫は姉と7歳違うらしいが、一度も喧嘩はした事がなかったらしい。うちは年子の妹がいて、しょっちゅう喧嘩していたので、そんな家もあるんだと妙に感心したものだ。
だから夫は子供達が喧嘩をしているのを見ると、信じられない光景を見ているようになるらしい。私からしたら、喧嘩両成敗で、余りに理不尽だと思う時以外は、そこまで介入しないようにはしている。
友達同士で喧嘩できない今のご時世、同世代の喧嘩で学ぶ事も沢山あるのだ。
ところで私は古い人間だからか、よく諺を使う。子供達はそれで、ドイツ在住のハーフの子供達と比較しても、日本の諺をよく知っている方だと思う。
ある時、喧嘩の仲裁に入り諺を使ってみたが、諺が悪かったのか、テーマが変わっただけで喧嘩を続行させてしまった。
ちなみに、子供達は日本の武術を習っていて、娘の方が断然強い。
最初の2年くらいは未経験の私でも応戦できていたが、5年ほどやっている今は、いつの間にかマットに沈んでしまっている。悔しいやら腹ただしいやら。
しかし、チンタラやっている習い事でも、継続は力なりで、それなりに形にはなっているようで、親としては嬉しい限りである。