ちりやま日記

ドイツで子育てのあれこれ、本やドラマや動画の感想等を綴っていきます。

コロナとマスクと秋休み

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先週から過去7日間の10万人あたりの新感染者数が伸びてきた。

各地でロックダウンが起こっており、店は全て閉じてしまい閑散としているようだ。皆、嵐が過ぎ去るのを待っている状態だ。

私の住む街は、幸にして、まだロックダウンはないが、それでも時間の問題なので、戦々恐々としている。

子供達が通う学校はまだ感染者が出たという知らせがない。しかし周囲ではチラホラと、感染者が出た、学級閉鎖になったという話を聞くようになってきた。

 

あと10日余りで秋休みとなる。

ここが正念場となりそうだ。

 

夏休みに何処にも行けれなかった人達が、秋休みに移動するのだ。

里帰りをする人もいる。

秋休みは1週間しかないので、友達と近場で遊ぶ人も出てくる。

ドイツ人が家に閉じこもっていても、ドイツ人以外の連中が行動を起こすので、その被害が結局はこちらにも及ぶのである。

秋休みをどう過ごすかは、その人次第だが、お互いに迷惑になるような行動だけは慎みたいものだ。

 

夏休み前にバイエルン州の教育庁から、非常事態宣言が出た場合は、マイクロソフトTeams でのオンライン授業を考慮しているとし、各家庭にそれに対する同意書が学校経由で送られてきた。更には夏休み後には、アカウントとパスワードも子供が学校からもらって帰ってきた。

それで今から少しずつ慣らしの為か、一部の先生は宿題をTeamsに入れたりチャットで一言入れる注文をつけてきたりしている。

勿論、これは任意である。

しかし任意という名の強制のようで、Teamsがないと授業が受けられないばかりか、ともすれば宿題すらも貰えない人も出てきてしまうのではという懸念も生まれてくる。

教師は夏休み中にteamsを習得する為に講習なりしたのではないだろうか。特にパワーポイントを使っての授業なんかは、それなりの知識がないと直ぐにはできない。

ITに強い教師ばかりではないから、そのサポートも必要となる。

 

倅のいる小学校では、分散登校で対応するようだ。

既にグループ分けをしたメールが送られてきた。

秋休み以降となるのかは、まだ分からないが、学校も対策を練っているようだ。

先週から、高学年のみならず、低学年も一日中マスクをつけて授業を受けている。

日本人からすれば当然かもしれないが、マスク嫌いが多いドイツでは、つい最近まで、学校では、校門から教室まではマスク着用、教室に入ったらマスク無しと、大して理に適っていない対策が取られていた。

理由の1つとして、低学年はマスクで過ごすのは大変だからというのもあったが、今はそんな事を言ってられない程、感染者が増えてきている。

 

マスクといえば、夫から「耳が痛い」と言われてしまった。見ると、どうやらマスクのゴムが短かったようで、耳が赤くなっていた。

会社では個室となるし、外ではホットスポットや街中以外はマスクをしなくても良かったので、夫がマスクをつけるのは会社に入って自分の部屋に行くまでの間と買い物等の公の場所に入る時のみだった。折角、自分の為にマスクを縫った私に悪いと思い、ずっと我慢していたらしい。

先日、アップルストアに行った際にマスクを着用していた夫に言われ、帰宅後、ゴムの長さを調整した。今迄マスク姿の夫を見る機会がなかったので、気付けなくて申し訳ない事をしてしまった。

これからはマスクを長時間する必要性も出てくるだろう。

長期戦となるだろうから、夫の為に大きめの布マスクも新たに買った。

早くマスクなしの生活に戻りたいものだ。