先週末の日曜日から子供の体調が悪い。
夫は夫で、遠方の義母宅に行き、娘と同じ症状で体調不良になっていた。
まず倅が月曜日に胃痛で欠席、それから夫が喉痛、2日休んで3日目は祭日だったので、そのまま寝て過ごした。
最後に娘が「もう限界」と欠席した。
今週と来週に試験が詰まっているが、どうしようもない。
痩せの大食いの娘が口の中が痛いから、殆ど何も食べられなくなってしまい、ひたすら布団にくるまって寝ていた。
その頃、倅はやたら鼻血ばかり出していて、こちらも気になるので、2人を連れて病院に行ってきた。
受付を済ませ、まだ時間があったので周囲を散歩する。
どうやら四葉のクローバーが多くある場所を発見。
うーん、これではちと分かりにくいか(^^;;
こんな感じです🍀
娘はよく見つける。ラッキーだね。
小学校の時の友達の1人は、四葉のクローバーの種(?)を植えて、自慢げに持ってきていたとか。
「ずるいよね〜」
確かに。その発想はなかったわ。
子供等の小児科の診療所では、現在は中年の男女の先生達がいる。
以前は初老の男女の先生が治療をしていたが、恐らく2人とも定年退職をしたのだろう。
実はこちらの中年の男の先生には非常に縁がある。
私は小児科病院で娘を36週で出産したのだが、その病院で主任をしていたのが彼だった。なんとなく雰囲気から、クールなええカッコしーに見えたが腕は確かだった。
未熟児だった娘は通常より遅めに退院をしたが、毎日ケアにやって来る助産婦の勧めで、5分ほど抱っこして外の空気を吸わせてみた。
※※ドイツでは、やたらに新鮮な空気を重要視して、生後間もない赤児でも、すぐに外に出したがる傾向がある。日本とは違いますね、、
それが元で娘は風邪をひき鼻が詰まり、初老の先生から処方された鼻洗浄の液体を施すも、今度は鼻水が喉にいってしまい、呼吸困難に陥った。
夜中に鳴き声が弱々しくなり、しまいにはチアノーゼが出て呼吸をしていなくて、咄嗟に人工呼吸をしたら息を吹き返した。
明け方、現状を知らない夫に「これから病院に連れて行く」と話したら
「今日の午前中に助産婦が来るから、それまで待てば良いのではないか」
と寝ぼけ眼で言われたが、そんな悠長な事をしていられない。タクシーで行くと言うと、
「自分が車を出すから」
と言って、車の用意をしてくれた。
結局、それで娘の命は助かる事になる。
助産婦が来るまで待っていたら、娘は危なかったと言われた。
その診断をしてくれたのが、上記のええカッコしー先生だった。
すぐに集中治療室で沢山のチューブに繋がれた娘ではあったが、退院は奇しくも本当の出産予定日で、その頃には丸々太った元気な赤ちゃんになっていた。
当時、胃腸インフルエンザが猛威を奮っており、退院後に私や夫がかかってヘロヘロになっていても、娘だけは無事だった。また入院してしまうだろうかと危惧していたが、徒労に終わり、ホッとしたのを覚えている。
4年後に倅を出産したのも同じ小児科病院で、そこでもええカッコしい先生が診てくれたが、道で偶然会った時に挨拶をしたが、先生は私を忘れていた。
まあ、大きな病院で、沢山の新生児を診ているのだから当然だろうと思って、帰路に着いた時、電話が鳴った。
驚いた事に、ええカッコしー先生からで、
「先程は大変失礼しました」
と丁寧に謝られた。
そんな事をするタイプには全く見えなかったので、意外だったし、とても恐縮してしまった。
数年後に、この先生が子供等の主治医になっていた。
つまり男女初老先生の治療所に勤務するようになったのだ。
倅の件でも色々とお世話になり、夫は彼をとても信頼している。
さて、その先生と一緒に組んで治療をしている女の先生も、非常に腕は良いようで、的確な診断をしてくれ、娘の病状は随分回復した。
倅の鼻血は専門的に診てもらった方が良いと言われ、幾つかの耳鼻科を紹介されたので、月曜日に電話で予約をする予定だ。